第1話
今から自分で死ぬ人に届いて欲しい。
こんな世界に、生まれたくなかった。
死んでしまえば喪失感も劣等感も罪悪感も、この先の絶望も感じない。
苦痛なんて、感じない。
楽だよね。
こんな世界、なくてよかった。
こんな私なんて、無理に生きなくてもよかった。
でも今私は生きていて、横隔膜が動いて呼吸をして、光を感じて、音を聞いている。
人の冷たさを温もりを優しさを感じて、傷つきながら今ここにある全てを愛している。
こんなこと、思うはずじゃなかったのに
幸せだって感じてしまっている。
死んでしまいたいと願ってしまう人の心にどうか届いて欲しい。
あなたにいますぐ出来る最高のことは、人を愛すること、そこから派生して人に喜びを与えて幸せにすること。
これは誰にでもできることで、でも人によってスタイルは全く違うから自分スタイルの確立を楽しんで欲しい。
あなたは死んでもいい。
傷つきまくって死ねばいい。
でもたくさんの人を心を愛してから。
その後にしてほしい。
どうか、死んでしまう前に命の燃料を燃やし切って欲しい。その燃料はあなたにしか使えなくて腐ってしまうから、不完全燃焼なんてしないでほしい。
その時にあなたはきっと、
自分の人生を愛して
多くの人に愛されているはずだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます