1話 解放された~

「はぁ~~~~、やっと終わった~~」


いや~~~この面倒くさかったなぁ。

勇者パーティーのサポートをする依頼を受け3年間よく俺は、耐えたよなぁ。


「3年間俺は、頑張った。うん、頑張った。

 次に依頼を受けるときは他のメンバーに丸投げしようと。」


うん絶対にそうしよう。


「とりあえず拠点に戻るか、、、」


そう言って俺は町を出て、人目につかないところで


「転移」


と言った。

視界がグニャグニャになったがそれが収まった瞬間に目の前に少しボロい建物が現れた。

「ふ~、久しぶりに帰ってきたぜ。

 メンバー全員いるかなぁ?」


ま、いなくってもに連れてくるけどな!!

さて、入るか。そして俺はたて付けが少し悪いドア押した。ギィと音を鳴らせて、アルコールのにおいが鼻を通った。薄暗いカウンターの奥には、


「いらっしゃい」


と声をかけるのは、この酒場のマスターだ。


「久しぶり、ドランさん。」


「おぉ、その声はレインか。

 久しぶりだな。今日は何にする?」


「いや、今日は飲みに来たんじゃなくて、例の場所空いているか?」


「あぁ、それなら空いているよ。」


「ちなみにメンバーは、、、」


「それが珍しく全員いるぞ。」


「マジで!?」


いやホントにマジで?! うちのメンバーは集まりが悪いのに、、

どっかのバカは【ちょっくらこの大陸の端の景色を見てくるわ!!】とか言ってホントに大陸の端まで行ったやつはいるは、【今ちょっと新しい魔法ができそうだから後にして!!】とか言って断るやつはいるは、【あなた達と私では、時間の流れが違うから急に集まれって言われても無理。】とかよくわからない理由で参加しないやつはいるわで、ほんとに集まりが悪かったのだ。なので月に2回集まる日を決めたのだ。

こうでもしないとメンバーが集まらないのだ。しかし、、、、


「メンバー全員いるのって指で数えるくらい少ないのに、、」


「そうだな。明日は空から槍が降ってくるんじゃなくて、空から魔物の大群が降ってくるんじゃないか。」


「冗談は、やめてくれよ。ドランさん、、」


マジで降ってきそうだよ。

まぁもし仮に降ってきたとしても奴らなら余裕な顔で殲滅しそうだよ。


そうして俺は酒場の地下室へ向かった。


酒場の地下入って奥に進んでそこの扉を開けた。

開けた瞬間目に映ったのは、、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る