勇者パーティーをクビになったサポーター、裏では最強と噂されている傭兵団の団長

shout

プロローグ クビになった。

 「レイン、今日限りでクビだ!!」


そう俺に告げたのは、勇者パーティーのリーダであり勇者のアランだ。


「えっと、、なぜでしょうか?」


まぁ、パーティーをクビにされる理由は大体予想がつくけど、、


「はぁ、アンタそれすらわからないの」


そう答えるのは勇者パーティーの魔法使いのミナだ。


「そこまで分からないとは、救いようがありませんね。」


そう答えるのはアランの横にいて修道院の服を着ている回復師のリナだ。


「わからないなら教えてやる。

 お前は戦闘中何もしないでただ突っ立っているだけだろうが!!」


しびれを切らしたのか急に怒鳴る騎士のガイド。


「いやしかし、私はサポーターとしての役割を、、、」


「そのサポーターがパーティーのサポートをしていないだろ。

 前衛ができないし、後方支援でもどれも初級の魔法ばかり、この際だから言っとくが、レイン 君は役に立たない。」


とアランに言われてしまった。

俺レインは勇者パーティーのサポーターだ。この世界でのサポーターは、バフやデバフをかけ時には魔法での後方支援などをする。


「この先もっと強い敵と戦うことになる。もう僕たちのパーティーには君は、いらない。だからクビだ。」


「わかりました、、、。」


そう告げて俺は、宿屋にあった荷物をまとめて出っていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る