第3話
「ああ、大丈夫だよ。俺は堅桐武男よろしく。さっきはごめん少し強く言い過ぎた。つい昔の幼馴染みと同じ呼び方で少し似ていたから。ごめんなさい。初対面でこんなとを言って本当にごめんなさい。」
と武男は、自己紹介をしてくれた高橋美里に謝った。少し自分でも言い過ぎたと思うところがあったから、転校初日に不快にさせてしまったと心からの謝罪だった。
「うっ.....ううん大丈夫だよ。こっちこそいきなりごめんね。自己紹介は教室でみんなの前でしたけどまだ覚えられない人もいると思うから。(......よかった完全にではないけど忘れてはいなかったんだ。感覚だけみたいだけど。)」
美里は嬉しい気持ちは半分少し悲しい気持ち半分であった。
そして武男は、少し空気を変えようとしているが中々話が出来ずにいた。
「あ、あの、もう一度言うのもなんですけどもしよかったら自己紹介ついでにもう少し話したいんだけど、一緒に帰りながら話さない?」
と、美里は、少し緊張気味に自分の気持ちを悟られないようにして心を入れ換え笑顔で言った。
「う、うんいいよ。ごめんね。途中までになるかもしれないけどさっきの罪悪感もあるからここで断るのはしないよ。」
それから武男と美里は、一緒に教室を出た、教室から出た後周りの視線を集めていることを気づいていたのかなと思わせるように美里は、軽く会釈してついていった。
帰り道、終始無言だったけど武男はこう切り出した。
「あ、あのさ、この高校に、俺が今居る高校どうして転校しようと思ったの?」
と、教室で言っていたことを思いだし話をした。
「........っえ?」
美里は、少し緊張していたのか、聞こえていなかったのかはわからないけど驚いたような顔をした。
「いっいや、だからそのどうしてうちの高校に転校しようと思ったのかなって」
と武男は、少し焦ってはいたがもう一度質問した。
「あっ、ああ、えっとね。私小さい頃元々はこの町にいたんだでも親の事情で引っ越すことになってね、その引っ越す二日前に約束していた人がいてね。その人が、この町にまだいると聞いて嬉しくなったんだ。そこで、私の小学校の頃の友達がここの高校に通っていてそのときのその幼なじみがいると聞いてここにしたんだ。」
と、小さい頃のことまで話してくれた美里に、武男は驚いたがその驚きはまた別のものがあった。
小さい頃の武男とほぼ一緒だったことに驚いていた。
「そっか、そうなんだね。でも驚いた、俺も昔に約束した人がいてね、でもその子は引っ越してしまったんだ。でもその引っ越す二日前に約束したんだよね。なんだか同じだね。そうそう、家は俺と同じ方向であってるのかな?俺はこのまままっすぐに行ったところにあるんだけど。」
「....!?、そうなんだね。すごい偶然だね。家は同じ方向であってるよ。」
「そうだね。偶然だね。了解。」
優しく懐かしむように驚きをほんのちょっとだしながら同じことがあると伝えて、ちょうど十字路に差しかかるところで美里に家の場所の確認をし同じ方向であることを聞いて武男は了承した。
その頃美里はと言うと。
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お久しぶりです。
和輝です。
すみませんここまでになるまで更新できなくて本当にごめんなさい。
自分は仕事をしていて更新するのが中々難しいのでここまでかかってしまいました。
なので不定期更新です。
これからもよろしくお願いいたします。
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