第2話
その日の昼休み、屋上で、武男は朝のことで悩んでいた。
「どうしてだろう、なぜか懐かしい感じがしたんだが気のせいかな?だってあんな可愛くてきれいな人と会ったことが無いんだけどなぁ。」と武男は朝に転校してきた女子生徒のことを考えていた。
それは、高橋美里と言う女子生徒、武男はその名前にも違和感を覚えていた、下の名前が昔の幼馴染みの名前と同じ漢字と読みがなが同じだったため違和感を感じるしかなかった。だけど武男は上の名前が変わっているだけで下の名前が変わっていない事は知らない。
そしてその違和感はこう結論付けていた。
「名前は同じ漢字の人と読み仮名の人がいるし人違いだろう。」と最初に結論付けていた。だけど武男はその後の事で悩んでいた、それは自己紹介の後彼女がいった言葉である。「久しぶり、たっくん」といわれて驚いて今にあたる。ニックネームで呼ばれた事は昔あったが、それは昔の事で今では中々呼ばれることはなく、普通に武男と呼ばれているので懐かしくも感じていた。だけど今になって呼ばれると中々のものがくる感じがした、でもその気持ちは懐かしいと言う気持ちだったのでこう結論付けた。
「昔の幼馴染みとにているけど感じが少し違っているから、あまり気にしないようにしよう。」
と言葉にして考えをまとめて昼食を食べながら昼休みを過ごした。
放課後、何気なく午後の授業を受け帰宅の準備をしている武男に高橋が声をかけてきた。
「たっくん、今大丈夫?」
とニックネームで呼んで、確認をしてきた。
「あっああ、大丈夫だがすまない、ニックネームで呼ぶのはやめてくれないかな?後俺自己紹介をした覚えがなかったんだがどこかで会ってましたか?」
武男は、謝りながら肯定して理由を含めながらニックネームで呼ぶのをやめるようにいった。
その時、高橋は驚いた顔をしていて少し空気が変わっていた。高橋は
「そっ………そうだよね、ごめんなさい。自己紹介がまだだったね。私は高橋美里と言います。これからよろしくお願いします。先程はいきなりごめんなさい。この後は大丈夫かな?」
と自己紹介してもう一度確認をしてきた。
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