(二)-12
チェン氏は反対した。すぐに行動を起こしても、政府軍がいて危険だという主張だった。
ナボコフはチェン氏の意見に反対した。それは政府軍の警備はいるが、大勢はいない。政府施設に移送される前に奪還するべきだ、と。
二人は僕に決断を迫った。
「あなたは組織のナンバー2だ。決めるのはあなただ」
ナボコフとチェン氏の意見は救出については対立していたが、この点は一致していた。
僕は迷った。危険でもあるし、同時にチャンスでもあった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます