応援コメント

身代わり人形と弟」への応援コメント

  • 企画に参加していただきありがとうございます。最後の一言を読んでから読み直しの手が止まらず大変満足させてもらいました。

    語りの部分で書かれている死後婚だけでも、もしもを想定して怪異の恐ろしさを楽しめるというのに、最後の一言によってそのもしもすら怪異の一端に過ぎないのかもしれないという圧が感じられました。または、死後婚の怪異に加えて他の怪異も加わっていたのだという感じの恐怖でしょうか。この短い文章でここまで恐怖を楽しませていただきありがとうございました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
    >>そのもしもすら怪異の一端に過ぎない
     高宮青年が信じている「弟」の正体が何なのか、それは皆様のご想像にお任せします。死後婚(?)の儀式によって召喚されてしまった物なのか、あるいは高宮青年が生み出した空想なのか……いずれにせよ恐ろしい事には変わりありませんよね。
     実はその辺りをぼかしているのですが(筆者的にもフワッと考えているだけだったりします)、明らかになっていない方が恐ろしいかもです。

     いずれにせよ、今回はありがとうございました!


  • 編集済

    流れる様な話運びに『長男』『弟の言うとおり』を記憶に留めない位サラッと流してしまい。
    ラストのオチ部分で「えっ??えっ??」となってしまいました(申し訳ない…)。

    オシラ様系の風俗を絡めた怪談…やはり怖いです。

    追記

    ここの”ぼく””聞いていた”の重複が不気味で…引っ掛かっていたのですが、語り口のぼく=従兄≠高宮青年とか…

    >ぼくは、人形に関するやり取りを聞いていたぼくは、従兄を見送ってからというもののしばらくの間従兄の亡霊を恐れていたんだ。ああ、厳密には従兄の亡霊のまぼろしにね。
    ぼくもあの時話を聞いていた。

    作者からの返信

     初めまして。コメントとレビューありがとうございます。
     長男と言えば弟がいると思いがちですが、あくまでも「子供たちの中で一番目の男児」という意味ですからね。なので長男でありつつもラストの部分とも矛盾はしないなぁ、と思っておりました(にっこり)
     でも確かに弟は唐突でしたね。彼が何者なのか、それは思いをはせてみると面白いかもです

     今回はありがとうございました。

  • 淡々と、あくまで淡々と語られ……、そして急に最後のオチ……。
    まるで、刃物でも突きつけられたような気がしました……。怖すぎです……!
    それに、部員たちの楽しそうな感じもまた……怖さに拍車をかけてますね……。

    作者からの返信

    斑猫です。
     十文字様。お読みくださりありがとうございます。
     こちらのお話の恐怖は……死後婚を思わせる儀式がもたらした怪異ではないという所ですね。「弟」は何者なのでしょうか。皆様のご想像にお任せします。
     部員たちは知らなかったからこそ楽しそうだったんだろうなとも思います。

  • 明けましておめでとうございます。

    自主企画を見ていて、斑猫さんの初投稿作品という事で、おっという感じで読ませていただきました 笑

    こういった一人語り風味は、とても好きです。味が出ていますね。壊れた人間の中だけに存在する幸せに触れてはならない……、ですね 笑

    何はともあれ、本年もよろしくお願い致します。

    作者からの返信

    あけましておめでとうございます。
     そうですね。本当は短編枠での初投稿という事でしたので、埋もれていたんですがエントリーしておりました。本当の初投稿は九尾のアレなんですが、アレは超長編ですからね……

     味があると仰っていただき感謝です。このお話は主人公目線ではハッピーエンドなのです。まぁちょっとブラコン気味ですが、兄弟仲が良いって言うのは良い事ですからね(白目)
    ……実は、主人公の語りのシーンでも嘘ではないものの真相がわかる伏線があったり致します。

     ともあれこちらこそよろしくお願いいたします。

  • 結末にゾッとしました!
    語り口調の文章が丁寧なぶん怖かったです!

    作者からの返信

    初めまして、斑猫でございます。
     お手軽に読める分量ですが、十分に怖がっていただいて幸いです。
     本当に怖いのは何か……これはそういう物語ですね。

     ではまた。

  • 語りすぎていないところが研ぎ澄まされてある感じ! ……見習いたいです。

    作者からの返信

    斑猫です。
     コメントと評価のほどありがとうございます。
     やはり短編はテンポと語らない部分が売りかなと思いますね。

     ではまた。

  •  斑猫さん、こんにちは。
     始めは話口調で語られ、怖くもありながらどこか柔らかさを感じていましたが、ラストで裏切られ背筋が凍りました……。
     とても読みやすくて、読むほどに惹き込まれる作品でした。ありがとうございました!

    作者からの返信

    斑猫です。
     そうですね。最初は高宮青年の視点から語られ、割といい話で終わる訳なのですが……カメラワークが切り替わり、「わたし」の視点での話になった途端に違和感と恐怖があらわになるという構成でした。

     こちらこそ楽しんでいただきありがとうございます。
     ではまた。

  • まさかのどんでん返しですね。
    怖い意味で😱

    信頼できない語り手、流石です😆

    作者からの返信

    憮然野郎 様
     斑猫です。コメントとレビューありがとうございます。
    一見幸せな弟自慢に見せかけての……といった内容ですね。
    「弟」が何者なのか、語り手の幸せはいつまで続くのか?
    それは読者の皆様のご想像にお任せいたします。

     ではまた。

  •  冥婚の風習を切り口に、人の狂気が垣間見えるラストが鮮やかでした。

     サブカル研究部は面白い設定ですね。是非とも彼らを使い倒して頂き、良作短編を量産していただけたらと期待しております。

                        モブ モブ夫でした。

    作者からの返信

    モブ モブ夫様
     いつもレビュー等でお世話になっております。
     良作と言っていただき何よりです。
    青年自身は仲良しの弟がいて幸せな状態でしょうが、「幸せな狂気」というのが実のところ厄介かもしれません。
     ありがとうございました。
     

  • こんにちは。よく練られた内容に文章も丁寧で、とても読み応えありました。青年が実在視する弟とは一体何なのか想像が掻き立てられます。ラストのオチ、インパクト抜群でした。お見事!

    作者からの返信

    初めまして。斑猫です。
    早速コメントとレビューありがとうございます。
    読み応えのある文章と言っていただき嬉しいです。

    弟の正体につきましては、読者の皆様のご想像に委ねます。
    当事者たる青年(とその弟)はハッピーそのものなのでしょうが、
    真実を知る者にとってはホラーという作品です。