09:「妻を傷つけたのか!」



 ――ぴちょん、と頬に何かが落ちてきた。

 徐々に意識が浮上する。



「――さま、奥様!」



 誰かに呼びかけられている、と、必死に瞼をこじ開けてそちらを見やれば、徐々にクリアになっていく視界。私に呼びかけていたその人は――



「シャルロットさん!」



 銀髪の美少女、シャルロットさんだった。

 慌てて体を起こそうとして、後ろ手に腕を縛られていることに気が付いた。それだけじゃない、足も縛られている。え、と身動きをした際に体が痛みを訴えたことで、寝かされている場所が固い床――どこかの洞窟の中だということに気づいた。

 どうやら私たちが寝かされているのは、洞窟内に作られた檻の中だ。



「奥様、ご無事ですか……!」



 涙目でこちらに呼びかけてくるシャルロットさんも、私と同じように手足を縛られていた。

 多少痛むものの体は特に問題なく動きそうだったので「大丈夫」と答えてから、今自分が置かれている状況を改めて整理する。

 ディオンさんに屋敷から連れ出されて、シャルロットさんの家に行って、結局説得できずに屋敷に帰ろうとし――帰り、馬車が襲われたのだ!

 ディオンさんとティルは無事だろうか。火の魔法を生身の体に受けて少しの火傷では済まないだろう。心配に思い――今自分も中々に危機的状況に置かれているのだ、と冷や汗が背筋を伝った。



「ここは……」


「どうやら盗賊のねぐらみたいです。金貸しが盗賊と通じていたみたいで……」


(こっわ。ヤクザじゃん)



 やはり、というべきか、シャルロットさんのお母様が借りた金は汚い金だったのだ。

 女性二人でここから逃げることは難しいだろう。大人しくリシャールくんたちの助けを待つか――と考えて、魔法を使える貴族のような男の存在が脳裏を過った。

 ディオンさんを圧倒したところを見るに、かなり強い魔法の使い手ではないだろうか。助けに来てくれた人が犠牲になってしまう可能性も十分考えられる。リシャールくんだってそうだろう。

 どうしよう――と青ざめる私に、シャルロットさんは私以上に真っ青な顔で謝ってきた。



「申し訳ございません、奥様。私のせいで奥様まで巻き込んでしまい……」



 まだシャルロットさんのせいと決まった訳ではない――そう否定しようとしたが、これはもう十中八九そうだろう。

 痺れを切らした金貸しが繋がっていたという盗賊に依頼してシャルロットさん、そしてタイミング悪く近くに滞在していた私を誘拐。リシャールくんに身代金を要求した、といったところか。



「多分身代金目当てで攫われただろうから、私たちがここにいることはリシャールくんに伝わってそうだけど……」



 私の言葉にシャルロットさんは真っ青な顔で俯く。ぐっと下唇を噛んでいるのが見えた。



(根深いなぁ……)



 こんなときでもきっと彼女の中では自分の身の心配より、兄への罪悪感が勝っている。そんなシャルロットさんに――だんだんと腹が立ってきた。

 今人生で一番の危機的状況に置かれているせいだろう。とてつもなく焦っている。正直今はうじうじせず、逃げることを第一に考えて欲しい。今だけは吹っ切って欲しい。

 しかしこれは私の身勝手な感情だ。それを自覚し、苛立ちを悟られないよういつも以上に努めてゆっくりと言う。



「ねぇ、シャルロットさん。きょうだいを大切に思うのはそんなにいけないこと?」


「でも、私は……」


「シャルロットさんの気持ちも分かるよ。でも、貴女のことを大切に思うリシャールくんの気持ちも分かってあげて欲しいよ」



 そう、彼女の気持ちは分かるのだ。そしていい子だと思う。心から。しかし同時に彼女は罪悪感に苛まれるあまり、リシャールくんの妹を大切に思う気持ちまで否定しているように感じてしまう。

 そんな気持ちは受け取れない、どころではなく、リシャールくんがそんな気持ちを抱いてはいけない、といったレベルのとてもとても強い否定だ。それはあまりに寂しく、リシャールくんがかわいそうだと思う。

 シャルロットさんは私の言葉に再び俯いてしまった。その様子に強い口調になってしまっただろうか、と慌てて取り繕う。

 あはは、とわざとらしい笑い声を上げた。



「まぁ私もリシャールくんのこと、分かった口ぶりで語れるほど詳しいわけじゃないんだけどさ」



 シャルロットさんは揺れる瞳で私を見つめる。そして、口を開く――が、その声が私の鼓膜を揺らすよりも早く、檻の扉が開いた。

 私は素早く扉の方を見やる。すると暗闇の中で怪し気に光る金の瞳と目が合った。――魔法を使ってディオンさんとティルを傷つけた、あの男だ。

 男はにぃ、と笑って私の傍に傅くようにしゃがみ込んだ。そして歌うように軽やかな口調で言う。



「ご機嫌麗しゅう、デュジャルダン伯爵夫人」



 私の身分は完璧に割れているようだ。



「貴方は誰?」


「しがない盗賊ですよ」



 ふふふ、と怪し気な笑みを深める男に、心の中で「絶対嘘だ」と毒づく。

 男はぐっと私に顔を近づけると、囁くような声音で言った。口調こそ軽いものの、隠しきれない憎しみが滲むような声音だった。



「羨ましいですねぇ。伯爵家に生まれればどれだけ愚かな馬鹿息子でも富を得て、美しい妻を手に入れられる」



 その口ぶりからして、男はリシャールくんの過去を知っているようで。

 もしかすると男は過去リシャールくんと関わりがあった人物で――なんらかのきっかけで彼を恨んでいるのかもしれない。男の意識が金よりリシャールくんに向いていることは明らかだった。



「私はリシャールが気に入らないんですよ。散々好き勝手暴れたくせして、一人だけ素知らぬ顔で伯爵家の当主におさまっているクソ野郎が」



 瞬間、髪をぐいと引っ張られる。



「いっ!」


「貴方を殺したら少しは悲しみますかね?」



 ――やっぱりこいつ、リシャールくんに何らかの恨みがある!

 どうしよう。リシャールくんがここに来るのは危険だ。金目的で攫われたのだとしたら身代金を渡せば解放してくれる可能性もあったが、男が私たちを攫った目的は金ではなくリシャールくん。絶対男は彼に危害を加える。

 リシャールくんが来る前に逃げ出さなくては、彼が危ない。でも魔法を使える男に私とシャルロットさんでどう抵抗すればいい? そんなこと、不可能――

 その瞬間だった。ひやり、と冷気があたりに漂う。ぶる、と私が身を震わせた瞬間、私の髪を掴む男の腕が“氷漬けになっていた”。



「な――っ!」



 男は動揺して私の髪を離す。そして氷漬けになった自分の腕を見つめ――私の後ろ、シャルロットさんを睨みつけた。

 私も思わず振り返る。そこには凛々しい表情で男を睨みつけるシャルロットさんがいた。――彼女が魔法を使ったのだ。



「この餓鬼!」



 男は氷漬けになった腕はそのまま、シャルロットさんの頬を殴る。そして地面に倒れこんだ彼女に蹴りを――いれさせてたまるか!

 私は咄嗟にシャルロットさんに覆いかぶさるように身を倒す。そうすれば男の蹴りが私の背中に炸裂した。



「奥様!」



 シャルロットさんが悲痛な叫び声を上げる。男は私をいたぶるつもりはないのか、二度目の蹴りが襲ってくることはなかった。

 蹴りの衝撃に思わず咳き込む。そんな私をシャルロットさんはぽろぽろ涙をこぼしながら見つめていた。



「大人しくしていてくださいね。魔法を使われると厄介だ」



 男はそう言ってシャルロットさんの頭に手で触れる。瞬間、彼女はふ、と意識を失ってしまった。魔法だろうか。



「シャルロットさん!」


「大丈夫、殺しはしませんよ」



 男はボロボロな私たちを見下ろしてそう言うと、檻の中から出ていった。

 ――どうしよう、逃げられない。

 鍵のかかった檻に気を失ったシャルロットさん。この洞窟がどこにあるのかも分からない。絶望的な状況で――脳裏に浮かんだのは、穏やかな笑みを浮かべるリシャールくんだった。

 男の狙いはリシャールくんだ。来てしまえばきっとその身に危害が及ぶはず。そう分かっているのに、私は無意識のうちに呟いていた。

 助けて、リシャールくん。



 ***



 ここに連れてこられてからどれだけ経っただろう。シャルロットさんは未だ目を覚まさない。

 どんどん体力を消耗し、更には蹴られた際のダメージもあり、思考が鈍る。気を失う一歩手前だった。

 ――と、少し遠くで男の声が反響した。



「おやおや、ようやく登場ですか。よくいらっしゃいました」



 男の言葉に徐々に意識が覚醒していく。

 ――リシャールくん?

 私は体をずるずると引きずり、檻の外に目を凝らす。しかし暗闇の中では遠くにいるのであろう男の姿は全く見えない。もどかしかった。



「金は持ってきました。妻と妹はどこです。さっさと二人を解放していただけますか」



 ――鼓膜を揺らした声に、一瞬息が止まる。次の瞬間、息とともに涙が零れ落ちた。

 リシャールくんだ。リシャールくんが来てくれた。――来てしまった。

 ここからではその姿は見えない。けれど彼が来てくれたという事実に心の底から安堵し、それと同時に恐怖を覚える。リシャールくんは怪我をしないだろうか。



「まぁまぁ、そう急がずに。少しはお話しましょうよ」



 リシャールくんは何も答えない。しかし男は気にせずに続けた。



「それにしてもあの荒くれものが、今は伯爵家当主なんてねぇ。笑ってしまいます」


「なんとでも。貴殿は相変わらずですね」



 会話からして、やはり彼らは過去交友があったようだ。となると、男はやはり貴族なのだろうか。その身なり、そして魔法を使えるという点からして、ただの盗賊ではないだろうと薄々分かっていたことではあるが。

 男はリシャールくんの突き放すような態度にチッ、と舌を打ったようだった。



「そのすまし顔が腹立ちますね。お前はいつも涼し気な顔をして、人が喉から手が出るほど欲しくても手に入らなかったものを横からかっさらっていく」



 どんどん男の声音に苛立ちが滲む。やがて足音が二つ、こちらに近づいてきた。

 男がリシャールくんを檻の方へ誘導しているのだ。リシャールくんは身代金を持ってきたようだから私たちは無事解放されるのか、それとも。



「昔から大嫌いでした。ずっとずっと、お前を私の前に跪かせてやりたかった」



 とうとうたいまつをその手に持った男が檻のすぐ近くまでやってくる。男はしゃがみ込み、私の顔を照らすようにたいまつを近づけてきたかと思うと、後ろを振り返った。



「ほら、奥様」



 男が体をずらしたことによって目の前が開く。――リシャールくんがそこに立っていた。

 安堵感からか強張っていた体から力が抜けていく。なんだか眠気も襲ってきた。

 だめだ、ここで意識を失うわけにはいかない。この男がリシャールくんに危害を加える可能性が高いのだ。私は戦力にはならないが、意識を失った女性を二人担ぐのは難しいだろう。せめて自分の足で逃げられるようにしなくては。

 暗闇の中でも見つけやすい美しい銀の髪。生命力溢れる赤の瞳は私の姿を見てか、徐々に見開かれていき、



「……ジゼル?」



 彼は唖然と呟いた。

 そこで思い出す。私はかなりひどい顔をしているに違いない。せっかくもらったドレスもきっとボロボロだ。



「ご心配なく。少しおしゃべりのお相手をしていただいただけです。ご無事ですよ」



 男はひょうひょうと言う。あんた人を蹴ったでしょ! と思いつつ、食らいつく元気も勇気ない。

 私は心配しないで、というようににへら、とリシャールくんに笑いかけ――瞬間、



「妻を傷つけたのか!」



 ――びりびりと鼓膜を震わせる怒鳴り声。そして、洞窟内に満ちる冷気。

 リシャールくんを中心に地面から巨大な氷柱が次々と現れた。それらはけたたましい音をたてて地面を割り、洞窟内はあっという間に氷に覆いつくされる。吐いた息は白く、寒さの余り皮膚が引き攣って痛みを訴えた。

 へ、と思ったときには私の目の前にしゃがんでいた男の体は、胸から上を除いて氷に飲み込まれていて。リシャールくんは男の髪を掴み、ぐい、と乱暴に上を向けさせた。



「貴様、生きて帰れると思うなよ」



 ――初めて聞く声。その声は冷たく、まるで氷のようだった。

 何が何だか分からない。息をつく間に洞窟内はあっという間に氷に覆われ、男は気を飛ばしてしまったのかだらんと頭を垂れていて、ただ一つ分かるのは――リシャールくんが激怒している、ということ。

 リシャールくんは俯いている男の頬を叩く。うぅ、とうめき声がこぼれたかと思うと、ゆっくりと男は顔を上げた。



「おい、起きろ。俺の妻に何をしたのかと聞いているんだ」



 乱暴な口調。冷たい瞳。

 こんなリシャールくん、知らない。



「死ぬ前にせめて妻に詫びろ。そうすれば楽に死なせてやる」



 ぼそぼそ、と男が何かを呟いたのが見て取れた。しかし何を言ったのかまでは聞こえてこなくて。

 リシャールくんは男の言葉を聞いて、「はっ」と笑った。その笑顔は歪で、リシャールくんがどこか遠くへいってしまったような感覚に鼻がツンとなる。



「そうか。だったら殺してやるよ」



 ――殺してやる。

 その言葉を聞いた瞬間、反射的にだめだ、と呟く。

 大切な妹と戸籍上の妻を攫われて彼が怒るのは理解できる。しかしだからといって人殺しは超えてはいけない一線を越えてしまう。

 脳裏に浮かんだのは結婚翌日、リシャールくんが用意してくれた誓約書。家族を巻き込む悪事はしないとそう誓ってくれたではないか。これは立派な契約違反だ。違約金請求するぞ!

 息を吸い込む。肺が冷たい空気に満ちて咳き込みそうになりながら、それでも必死に呼びかけた。



「リ、リシャールくん~~~」



 ――暴走しそうな夫を止めるために、と開いた口から出てきたのはこれ以上なく情けない声で。しかしその場に不釣り合いな情けない声だったのがかえってよかったのか、ぴたりとリシャールくんが動きを止めた。

 ここぞとばかりに続ける。痛みと疲れと寒さとで思考がうまく回らず、思ったことがそのまま口から出た。



「私大丈夫だから、人殺さないで~人殺しの妻はいや~~寒い~~~」



 呼びかけつつどんどん涙が零れてくる。

 寒い、痛い、怖い。もう何が何だか分からない。目を開ける元気もない。



「それに裏に誰かいそうな感じだし、そいつ取り調べした方が――」



 ――ぎゅう、と抱きしめられた。え、と思い痙攣する瞼を必死にこじ開けると、リシャールくんの銀髪が頬の横にあった。

 温もりにどんどん緊張していた体が弛緩する。リシャールくんの体はカイロのようにぽかぽかと温かい。今思うとこのとき、きっと彼は魔法で私の体を温めてくれていたのだろう。

 リシャールくんは私の頭を掻き抱いて、懺悔するように呟いた。



「すまない。本当に、すまない……」



 あまりに切ない声音に私の胸は締め付けられる。

 抱きしめられる腕の力が緩みリシャールくんが顔を覗き込んできたので、私はにへらと笑いかけた。彼を安心させたかった。

 ドレスはボロボロ、泣いたせいで顔もボロボロだが、背中を蹴られた以外は何も手を出されていないのだ。



「えっと、大丈夫だよ。リシャールくんが助けに来てくれるって思ってたし。いやまぁ痛いとこもあるけど、でも傷はすぐに治ると思うし」


「そういう話じゃない。俺のせいで……」


「いや、リシャールくんのせいではないでしょ」



 冷静に突っ込んでしまったが、リシャールくんがあまりに切なげに眉間に皺を寄せて抱きしめてくるものだから、私もこれ以上何も言わずに大人しく抱きしめられることにした。

 恐ろしかったのも、助けに来てくれた彼に安心したのも本当なのだ。この温もりをもう少し堪能したって罰は当たらないだろう。

 しばらくそのまま抱きしめられて――気づけば周りの氷がすっかり解けていることに気が付いた。徐々に私を抱きしめるリシャールくんの腕の力が緩む。そしてまだ切ない表情をしている彼に微笑んで、



「シャルロット、無事か?」



 リシャールくんの言葉に、シャルロットさんの存在を思い出した。男に気を失わされていたが、まだぐったりしたままだろうかと慌てて振り返り――しっかりとした表情でこちらを見つめるシャルロットさんと目が合った。

 いつの間に起きていたんだろう。リシャールくんが来る少し前までずっと彼女の様子を見守っていたから、その少し後――つまりはついさっきだろうか。それにしては随分と目がしっかり開いている。起き抜けの顔ではない、というか。

 ――まさか、意識を失ったふりをしていた?

 本人に聞かない以上それは分からないが、今デュジャルダン兄妹の間に割って入って質問する勇気もなかったので、リシャールくんの腕の中で大人しくシャルロットさんを見つめていた。すると赤の瞳がちらりとこちらを見つめてきて、それから伏せられる。



「本当に申し訳ございませんでした。私が意固地なばかりに、奥様も巻き込んでしまって……」



 すっと傍らのリシャールくんが立ちあがり、シャルロットさんを抱きしめた。美しい兄妹の抱擁はまるで一枚の絵画のようで。



「いいんだ、無事なら、それで……」



 リシャールくんは噛み締めるように呟く。シャルロットさんは兄の腕の中で声を押し殺しながら泣いているようだった。

 ――これだけのトラブルだったのだ。せめてこのトラブルをきっかけに、二人の関係が少しでも良い方向へと進んでくれればいいなぁ、と思う。そうすれば私も巻き込まれた甲斐があるというものだ。

 だんだんと冷静な思考が戻ってくる。それと共に、先ほど垣間見えたリシャールくんの過去に少しだけゾッとした。



(荒れてた頃のリシャールくんって……あんな感じだったのかな)



 冷たい瞳。肌を刺すようなとんでもない魔力。躊躇いなく人を殺すと言い放った低い声。

 なるほどあの姿を見ていたディオンさんならば、私みたいな小娘とリシャールくんの結婚を反対するのも当然かもしれない、と今更ながら納得した。


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