厨二、だがしかし十二

澄岡京樹

ゆるふわ厨二エッセイ

厨二、だがしかし十二


 厨二病。中二病とも。いや逆じゃね? どっちでもいいか、どっちでもいいな。


 厨二病というのは、その名が示す通り中学二年生ぐらいの主に男子が発症しがちな、何かそういうめんどくさい思春期的ななんというかちょっと痛々しい言動とか行動をしやすいやつのことである。


 よくあることだし数年後に本人が思い出して「あああああああ!!!!!」的な羞恥の叫びを上げる可能性があるぐらいで特に何ということはないのだが……まぁそれはそれとして筆者は小六の時それになった。厨二というか十二だった。


 しかしまあ仕方ないと思う。当時、筆者はスパ〇ボWをプレイしていたのだが、それに参戦していた『劇場版機動〇艦ナデ〇コ』のア〇トさんがあまりにもカッコ良かったので「どこか影のあるクールキャラかっけええええええ!!」となったわけである。まぁ仕方ない。今でもア〇トさんカッコいいと思うので。


 その他だと修学旅行先で買った木刀に『洞爺湖』って刻んだり上着を『銀〇』の〇さんが着物を着るみたいな感じで着たりしていた。後ここまで書いて思ったんですけどナデ〇コより銀〇の方がきっかけかもしれません。でも実際〇さん本当にカッコいいなと思ったので当時の筆者はなりきりたかったんだと思いました。……アレ? 作文?


 そんなこともあったがなんのかんので時はすぎ高二の時なんですけど、その時は逆に「ハッ、厨二設定乙。マジで痛いわ」みたいな、そういう時期でした。この態度はこの態度で十分痛々しいのですが、それは大抵当事者は自覚を持てないやつなので当然わかっていませんでした。あとこんなこと言いまくっていますがF〇teとか空の〇界とかにハマったのはこの頃です。うーん二律背反アンチノミー


 まぁそんな感じだったのですがシュ〇ゲをプレイしたら厨二の魂が復活しました。やっっっぱ厨二の魂百までなんだよな……!(?)


 というわけで厨二病とはそういうものなのです。後々羞恥心に苛まれる場合がありますが、基本的に微笑ましいやつなので、厨二病っぽい方を見かけたら温かく見守ってあげましょう。


 ちなみに筆者はマジの中二頃どんな厨二的行動をしていたかあまり思い出せません。たぶんあまりにも†厨二†だったので記憶を封印したんだと思います。そういうこともあります。お後がよろしいようで(?)




厨二、だがしかし十二、了。

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