第137話 ミッションを終えて

 ベッドの周囲にの床の上には衣服と下着が散乱している。迷彩服が3着、そしてブラウスにスカート、あとは誰のかわからない卑猥なデザインの下着。


 そして大きなベッドの上では3人の女性が1人の男にこれでもかというほど犯されたのだろう。見事な肢体を惜しげもなく晒したあられもない格好でぐったりしている。


 リンドウは全身汗だくの全裸でリビングのソファに座って冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターのボトルを口に運んでいた。


 大きなため息をついてミネラルウォーターを飲んで身体をソファに埋めているとしばらくして3人の女が這う様に寝室から出てきた。3人とも股間から内腿まで濡れて光ったままでそれを隠そうともせずに冷蔵庫からそれぞれ水やジュースを手に持つと倒れこむ様にソファに座る。


「3人を相手しても本当に変わらないのね」


 ソファに座って深呼吸をしているツバキ。そのたびに巨乳が揺れる。


「そりゃツバキ、リンドウよ?絶倫って知ってたでしょ?」


「そうだけど私1人とするときよりもずっと激しかったわ」


「私たち2人の時よりもすごかったわ」


 ルリが言うと、エリンがリンドウに顔を向けて、


「いい女が3人だらかリンドウも燃えたのよね?そうでしょ?」


 ミッションを終えて2週間後、リンドウの部屋にきたのはツバキとエリンとルリ。前から3人でやろうとルリが言っていたのが本当になり、昨日の昼過ぎから今まで丸1日ずっと4人で寝室に篭っていた。


「流石にくたくただぜ。しばらく女はいいって位に堪能したな」


「またぁ、そう言っても私達から誘うとまたしてくれるんでしょ?」


 エリンが妖艶な目で見てくる。


「そりゃあな。来る者は拒まずが俺の信条だからな」



 その後リンドウ以外の3人の女は全裸のままキッチンで料理を作り出した。3人とも見事な身体を惜しげもなく晒しながら料理を作りそれをテーブルに並べていく姿を見ているリンドウ。D地区のみならず4層を中心として3人とも男性から絶大な人気がある。その3人が全裸で甲斐甲斐しく1人の男に仕えている姿は男冥利に尽きるだろう。


 ツバキも本当にいいスタイルしてるね、羨ましいというルリの声に最近はジムに行く回数が減ったのよ。その分リンドウに抱いてもらってる方がスタイル維持に良いみたいと料理を作りながら答えているのが聞こえてくる。エリンとルリもたっぷりとリンドウに抱かれてるからかしら、身体のラインが全く崩れてないじゃない。そんな女同士のやりとり聞きながらソファに座って休んでいたリンドウ。



「あなた達が調査してくれた山の裏の工場のアンテナ獣の動向の監視については守備隊が部隊を組んで常時あの地区で工場から工業団地へのルートを監視することになったの」


 全裸で食事をしながらツバキが3人に話しをする。多くの料理が乗っているダイニングテーブルにはエリンとルリが並んで座り、ツバキとリンドウが並んで座っている。ツバキの正面に座っていたルリが、


「それがいいわね。常時監視なら相手の動きも掴みやすいし」


 ツバキは頷くと


「それとリンドウが言っていたドローン爆弾の開発も進んでるらしいわ。製品化の目処がついたという連絡がハンター本部にもきているらしいの」


「なるほど。それが出来たら空から爆弾を落としてあの工場を破壊できるわね」


 エリンの言葉に頷くツバキ、ただリンドウだけは


「山の上にあった破壊した電波塔、あそこにあったアンテナが3箇所あったって話だろう?俺はそれがずっと気になってる。もちろんあの山の裏の工場を破壊するのは大賛成だぜ。ただそれで全てが終わりってことにはならないと思ってる」


 ツバキは隣に座ってるリンドウに顔を向けると、


「そうなのよ。それは本部や政府の間でも懸案事項になっているみたいなの。あの山の裏側からさらに北側にまだ施設がありそうね」


「間違いなくあるだろう。問題はその施設で何をしてるかだよな」


 ツバキとリンドウのやりとりを聞いて頷くエリンとルリ。ルリが、


「3つあったアンテナの内1つは山の裏の工場に向いている。残り2つのうち1つは先端工業団地に向いていた。で、あと1つがどこに向かってたかよね」


 そういうことだリンドウは頷いてからツバキを見て


「アンテナが向いていて何もないってことはまずないしな」


「そうよね」


 とエリン。その後も食事をしながら雑談をする4人、そしてツバキが、

 

「引き続きD6地区の探索だけは週に1度お願いしたいの。あなた達が不在の間はヤナギのチームが3週間に2回のペースで探索を続けていたのよ。それを元のローテーションに戻してお互いが週に1回に交互で探索をする様にしたいの。これは継続ミッションとしてまだ続いているのよ、お願い」


 問題ないわとエリンがいいルリもヤナギらのチームに負担をかけるのも悪いしそっちは大丈夫よと答える。リンドウも週に1度なら問題ないし俺も大丈夫だとツバキに答え、来週からローテーションを元に戻すことにする。



 そうして食事をしながらの話が終わるとテーブルを片付けた4人は誰がいうともなくまた寝室に向かい夕刻まで4人で寝室に汗だくになってたっぷりと堪能したあとは夕食をリンドウの家で食べ。夜になって3人はすっきりとした顔でリンドウの部屋を出ていった。


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