第12話 まさかの助け

 どうしよう! 私、どうしたらいいの!? ラーニー王子に力ずくで迫られる。誰か! 助けて!

「全く、ダメ令嬢と王子は何をしているんだ?」謎の声が。

 あれ? この声って、まさかの?

「ポピー、あんまりオレの仕事を増やさないでくれよな?」魔法使いルークの声だ。

 すると、ラーニー王子はフワーッと天井まで浮かんでいる。私はびっくりしている。そして部屋のドアに視線を向けると魔法使いルークの姿が。あれ? ルークはラーニー王子に従っているのでは? こんなことってあるのかしら?

「ポピー、オレのモノになれよ」魔法使いルークはそう言った。

 って!? え? えーーーーーー!?


続く

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