第6話 硬い態度?

 私、そんなに硬い態度かしら? うーん。それにしても、どうしてラーニー王子はわざわざ私の家まで馬車で迎えに来てくださったのかしら? うーん? ダメだ、私の頭の中がぐるぐるしそう。私とラーニー王子を乗せた馬車は城の前に到着した。私は馬車から降りて、魔法使いルークが立っていたので、一瞬びっくりした。えっと、ラーニー王子が降りて来ないわ。すると。

「オレの名前はルーク、ポピー・フローレス、何かオレに言うことはないのか?」ルークが怖い表情で私にそう言った。

 え? なんだか怖いよ? それにその言い方はかなりモヤモヤとするね?

「ルークさん? おはようございます?」私はびびって挨拶をする。

「おう」ルークはそれだけ言った。

 は? なにそれ? いくら魔法使いルークがラーニー王子に従っているからって、それはあんまりな態度でないかしら?

 それから、ラーニー王子も馬車から降りて、私たち三人は城の中へ。


続く

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