転調(41,42話あとがき)
◆転調
「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294
物語が核心へと迫る一方、相変わらず読み書きが滞っております。困ったものです。
ランキングは175位から174位で安定。
◆41話「ブラッディ・ジョーク・シンドローム」
久しぶりの五條さんです。
カナたちとの関係がじっくり段取りを踏んで描かれる一方、五條は当然のように知佳と仲良くしています。
これは五條が日常側のキャラクターだからですね。
アミルスタン羊というタームが出てきますが、これはミステリ読みにはお馴染みのもので――まあ、これは隠語で文字通りの羊ではありません。隠語にしなければならない肉とは何の肉か? と考えればだいたい何のことかわかるでしょう。おそらくそのままの意味で正解です。
前回、六花が「不謹慎で何が悪い」という旨のことを言っていたというエピソードが語られますが、蒼衣がそれをしっかり引き継いでいるという話でもあります。アミルスタン羊にしても、桜の逸話にしても。
そして、嘘には綻びがあるという話でもあり。
◆42話「クッキーの崩れる音」
タイトルはハドリー・チェイス『クッキーの崩れるとき』から。
日常編が終わりを告げます。ここから物語はダークに転調していくことになります。
信じる、信じないを問題としないという知佳の立場がここではっきり明示されます。ただ、そのあとに不穏な付言があるのがミソです。
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