第三部佳境(53,54話あとがき)

◆第三部佳境


「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294


 第三部も佳境に入ってきました。推理があったり、伝奇的な設定が明かされたりと忙しないです。


 先ほど公開の55話の後、幕間を挟んでいよいよ最終部です。カクコンも締め切りが近いということですね。


 何だかんだで書き終えた後もずっとこの作品のことを考えていて、書く前と同じような悩み方をしています。すんなり2作目の長編には行かせてくれそうにありません。今後もずっと改稿し続ける気がします。


 自作でいよいよ悩みはじめてから読む方も滞ったままなのでそちらにも手をつけたいのですけど、なかなか手が回らないのが現状です。


 ランキングは205位から136位。



◆53話「スリーピング・マーダー」


 主人公がようやっと推理してくれる回です。とはいえ、極めて部分的な推理ではあるのですが。ここが本旨というわけでもないですし、ちょっとしたおまけのつもりでした。


 ここはもうちょっと説得力のある伏線を張りたかったところです。


 メタ的にはわりとあからさまだったので、それ以上の手がかりが仕込みづらかったというか煩雑化を嫌ったというか。


 

◆54話「犯人の名が明かされる」


 ここで重要な設定を2つ一気に明かしています。


《KK文書》は本文に触れるタイミングが悩ましくて、けっきょく無理矢理パラレルな構成にしています。


 怪奇、伝奇系の作品ってこういう作中テキストでいかに凝ったことができるかが肝だったりすると思うのですけど、放タルはあくまでストーリーを進めることを優先して構成していて、文書だけに注目させるような構成にできなかったんですよね。


 そもそもこの設定は作中では語らないつもりだったんです。後付けで思いついたものでもあるので、裏設定として伏線だけ張っておこうかなあと。


 ただ、夢路に関する真相に説得力を持たせようと思ったら、ここで尤もらしい設定が必要になってしまって。

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