第二部突入(17,18話あとがき)

◆第二部突入


「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294


 第二部「巫女」の幕開けです。ここに来てようやっと基本的な設定の説明に入ります。


 ランキングは2日続けて160位でキープです。



◆17話「チェリーガール来襲」


 そんなにすぐ16話の続きが読めると思ったか! 残念! というもはやお約束のパターンです。


 知佳に風邪を引かせたのはナイスアイディアでした。この後の展開は知佳の登校2日目の話であるべきだし、同時に、一部からある程度間を置いた出来事でもあるべきなので。


 焦らしの回なので何を書くべきか悩んだのですが、また五條を便利に使ってしまいました。ついでにおばさんも初登場です。小町まで出てくるとややこしいので寝させてます。自宅警備員ですし。


 せっかくなので、知佳の生活が垣間見えるような内容にしようと考えました。今後、徒歩移動が基本になる言い訳がほしかったのもあります。


「そうか、そもそも自転車に乗れなかったのか」という。作者も後から知りました。それもこれも知佳が負けず嫌いなせいです。


 しかし、徒歩の知佳に合わせて自転車を押して歩く五條さんがいよいよ好印象すぎて悩ましいところです。せっかく、ここ数話出番を与えなかったのに、ここでまた点数を稼ぎに来てます。


 ふざけてるように見えて、気遣いもできるようですし。脇役の五條が一番人気なのではという心配が絶えない作者です。



◆18話「彼女たちはみな、若くして死んだ」


 タイトルはチャールズ・ボズウェルの同名ノンフィクションから。


 ようやっと一部ラストの続きです。時系列が行ったり来たりするので、わかりやすいように最後の台詞から直接つなげる構成を取っています。


 この話を新日常系たらしめている部分ですね。決して当たり前ではない日常の尊さを噛み締める内容です。いやね、ファンタジー設定なんてなくても世界は残酷で、日常は貴重なんですよ。


 実は、ここで語られる設定は土壇場で大胆な変更を加えているのですが、いまでもそれが正解だったのかわかりません。


 説明に終始する回なんですが、会話に参加する人数が多いのでむずかしかったです。


 人数が多いと、単体で登場することが多い五條のインパクトにも負けてしまいますし。おのれ、五條。罪深い女。

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