新章突入(7,8話あとがき)
◆新章
「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294
新章に入りました。
怪しい雰囲気が高まりに高まったところで、日常的な場面へと転換します。コメディ要員の新キャラも投入していきます。
ファンタジーに振れ切れると思いきや振れ切らないのが「境界線上のガールミーツガール」、あるいは「不可知論的現代ファンタジー」たる所以です。
◆7話「白衣のゆるキャラ」
冨士野先生登場です。
またも大胆なタイムスキップです。まあ、ああいう梯子外しな内容をシームレスにやってもしょうがないので。
あの展開にもいちおう意味はあり、巫女という新たなキーワードも出てくるのですけど、この時点ではそこまで鮮烈な印象を与えないだろうなあ、と。
怪奇的な謎をちりばめつつ、ここからは学園小説っぽいこともやっていきます。
手はじめに登場するのが冨士野先生で、まあ、この人はいいキャラしてるなあと思います。
書き分けの都合で関西弁にしたんですが、そこでひとひねり加えて先生のキャラを掘り下げています。
まあ、あんまり厳密じゃないテキトー関西弁が描きたかったのもあるんですが。その方がこの人のキャラにも合いますし。
逆に知佳が関西弁が話さないことへのツッコミの意図もありました。どこに生まれ育とうと、その土地の言葉を話すとは限らないという例を見せておきたかったのですね。
自己紹介という当たり前の前提を崩そうとさせることで、知佳と冨士野のキャラを強調するという狙いがあったのですが、どうでしょうか。
◆8話「聖セバスティアヌスの殉教」
タイトルは、本文中の「弁慶」からの連想です。矢を受けて立ち往生したとおう逸話が残るキリスト教の聖人ですね。
実はここだけかなり前に書いたエピソードになります。なくてもいい話なんですが、個人的に気に入っていたこともあり入れさせてもらいました。
どうでもいいシーンだからこそ心理描写を交えて遊んでいます。
序盤のどこかで、知佳の等身大な部分というか、共感しやすい部分を見せておきたかったんですよね。
「な、自己紹介なんかせん方がよかったやろ」という意地悪な回でもあります。
そして最後に登場する五條さんにも注目です。
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