コンテスト開始からの実況解説編(12月~1月)
連載開始(1~3話あとがき)
◆天国へ行く方法
とうとうヴェールを脱ぎました。「放課後のタルトタタン」でございます。
「放課後のタルトタタン~穢れた処女と偽りの神様~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440294
さすがに(仮)は外しました。ただサブタイトルは今後変わる気がしなくもなく――単純に面倒なのでここの表記では省きます。
ときに、今日の夕方からジョジョ6部のアニメ配信がスタートするそうで――しかもNetflixなので12話一気ですよ。カクコンそっちのけでそっち見ちゃいません? 大丈夫? というか、わたしが見たいわ。
いや、ここで宣伝してどうするんでしょう。しまった。見なかったことにしてください。おとなしく1月からのテレビ放送を待ってプリーズ。
◆登校編
それはともかくとして。放タル本編の話です。
何度か言ってますが、放タルは序盤の6話を「登校編」としています。というか作者が勝手にそう呼んでます。
ちなみに、もう公開がはじまったので、ここからはある程度自信がある風を装って書いていきます。
ここから作品へと流れる方もいると思うので、作者があんまり反省ばっかしててもね、と思うのです。
そんなわけで、決定的なネタバレにならない程度に登校編前半の各話に触れておきます。
◆1話「濡れた果実」
りんごという手垢にまみれたモチーフを扱う困難についてはまた語る機会があると思いますが――
ここではもうやりたい放題ですね。ニュートンのりんごとか知恵の果実の含みを持たせています。
ありありとした不可解をまず見せて、なぜなのかという興味を喚起する。そういう導入部ですね。
ここで強調すべきはりんごの謎であって、主人公がどういう人物かというのはあんまり関係ないかなと。なので、りんごが転げてくる、というシーンを長々と描いているわけです。
尤も、こういう状況だからこそ見える主人公像というのもあるかと思います。わざわざ傘を折らせたのも、なんかちょっとボーっとした子というのを強調させるためですね。プロット通りの内容で、いかに個性を出してくかと。くしゃみを使った演出は我ながら発明でした。
◆2話「北北西に進路を取れ」
タイトルはヒッチコックの同名映画から。巻き込まれサスペンスの代名詞とも言える作品ですね。知佳も巻き込まれタイプの主人公なので、こういうタイトルになりました。
実際、地理的には北の方に移動することになります。
あれからどうなったのか? というとこで引っ張りつつ、なぜ避けなかったのかという謎で引っ張り、解消、そこからまた新たな謎と問題設定を用意しています。
この回にはどうでもいい小ネタがあり、叫び声がいずれジオンのMS名になってたりします。こういう言語化しようがない音ってどう表現していいかわからないので、元ネタとなるものを探してしまうのですよね。
◆3話「丘の学び舎」
タイトルはシャーリイ・ジャクスンの名作ホラー『丘の屋敷』から。
このエピソードにおける知佳は、言うなれば、クエストを請け負った状態です。運び屋の仕事ですね。
運び屋と言えば、「中身は絶対に見るなよ」という念押しがお約束なわけですが、バッグの中身はすでに開示済みなので、こういう形でタブーを設けてみました。見るなのタブーってやつですね。
相変わらず、りんごは何なのかという謎で引っ張りつつ、1話単位で新しい謎を提示して興味を更新しようともがいてます。
歌の選出は、雨からの連想でなんとなくです。歌詞を掲載する場合はJASRACへの申請が必要なのでしょうが、この歌は著作権が切れていて助かりました。
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