残り1ヶ月

◆進捗の巨人


 11月になりました。なんだかんだでこの連載も半年やってることになりますね。

 そして、カクコンまで残り1ヶ月。ここまで来たら完結まで一直線です。


 自分でも信じられないのですが、スケジュールを前倒しする格好で執筆が進んでいて、このペースだとカクコン前に書き終わることになります。あるのか、そんなこと。


 締め切りまで2ヶ月くらい余裕が生まれてるわけで、ここからペースダウンしても普通にカクコンで公開できそうなんですよね。それにびっくりしてます。あと2、3年はかかってもおかしくないと思ってたので。


 そんなわけで進捗報告でございます。


 前回の60000字から、75000字まで積んでます。

 第二部の半分まで書き終え、後半のプロットをコピペしたところです。


 前回も書いたんですが、やや文字数増気味です。

 第一部は長いエピソードを分割した結果、1話平均2500文字と予定通りに切り抜けたのですが、第二部は前半時点で平均3000字となっています。


「放課後のタルトタタン(仮)」は1話ごとにヒキを考えて構成してるので、「長くなったから分割」という手はあまり使いたくないのですが、4000字を越えてくるとさすがにどこかで切ることを考えなくてはならなくなってきます。


 ちょうど半分くらいで切れるとこがあればいいのですが、毎度そう都合よくはいかないもので、第二部前半は特に苦労しています。最終的に4000字を越えるエピソードも出てくるかもしれません。



◆冴えないヒロインの描き方


 前回もキャラの話をしたんですが、その続きみたいな話です。

 やっぱり執筆の段階で一番気になるのはそこなので。

 心理描写の戦略というか、全体を通して一貫したプランみたいなものについて考えるわけです。


 放タルがむずかしいのは、実はメインキャラがあまり主体的に動かない、動きようがない話だからだったりします。

 強烈な個性を持ったキャラが話を引っ張ってくような話が求められているのだろうなとは思うのですが、まあ、そうはなりようがない。


 なぜなら、放タルが自分探しの物語だからです。

 言い換えると、自分の求めるものとか、自己定義みたいなものがまだはっきりとしてない少女たちの話なわけです。


 ガールミーツガールということでメインとなるキャラが2人いるのですが、いずれも自分の意志で主体的に行動する場面は少なく、それゆえ描写がむずかしくなっているのですよね。


 主人公は受け身で秘密主義的なとこがありますし、相手役の方は自分の使命に忠実でエゴの部分をなかなか見せてくれない。

 それをどう魅力的に描いたものかと頭を悩ませています。


 それもあって脇役に食われそうになっているのですけど、まあ前回更新から描写を補って多少はわかりやすくなったかなあと。



◆CHARA-BOON


 それはそれとしてすっかり失念していた部門の話です。

 ホラーかキャラクター文芸という話をしたと思うんですが、後者に傾きつつあるかなあと。


 書いてみるとあんまりホラーっぽくなってくれそうにないので。

 やっぱりミステリとして構成しているので、雰囲気というよりはテンポ重視なんですよね。


 ただ、最近思ったのが放タルはミステリというよりサスペンスなのじゃないかということです。

 もちろん、両者の要素を孕んだ話ではあるのですけど――

 まあ、どっち道キャラ文になりそうです。無難に。

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