第一部を書き終えました

◆雑談


 雪のような雨が降りました。大阪の戸松です。


 気づけばハロウィン間近、つまりは10月も残りわずかとなってます。

 カクコン開始までおよそ1か月。

 珍しくよその話をしますが、毎年恒例となっているタカナシさんのカクコンエッセイも連載がはじまり、いよいよ祭りが近いのだなあと。


 なんか今日は投げ銭がどうとかでTwitterのTLがちょっと騒がしかったんですが――


 まあ現行の収益化プログラムってハードル高いですからね。1年やって実感しましたが、相当がんばらないと現金化できないと思います。広告収入頼みの限界ですね。


 一方の投げ銭システムは熱心なファンがいれば即ゼニになるんでっしゃろ?

 数字を持ってない末端の書き手でも収益ワンチャンあるわけです。


 特にマイナージャンルで支持を得てる作家には、チャンスがある気がしますね。

 それがモチベーションにつながって更新頻度が上がるならば、読者的にも課金し甲斐があろうというものです。

 というか、マイナージャンルだとそのジャンルで書き続けてくれるというだけでも読者的には相当な恩恵なのではないでしょうか。


 もちろん、またいろんなしがらみが生まれそうな仕組みではあるのですが、まあわたしはよくも悪くも関係なさそうなので、今後もマイペースにやっていきます。



◆進捗報告


 さて、進捗報告のコーナーです。


 前回更新の時点で、35000字でしたか。


 では今日時点でどうなのかというと、これが50000字に達しました。

 なんと10万字の折り返し地点です。

 まあ、前回書いたように「放課後のタルトタタン(仮)」は17万字想定なので、1/3にも達してない計算なのですが。

 まだ草稿の段階ですしね。公開直前にまた推敲する予定になってます。


 とはいえ、個人的にはかなりいいペースです。ほとんどスケジュール通りに進行してますし。あのスケジュール嫌いの戸松が、ですよ。


 物語的には四部構成の最初の一部を書き終えたところで、二部前半の各話プロットをコピペしたので文字数が急増してます。

 またこれに肉付けしていって、草稿ができたら二部後半……と作業を進めていくことになるでしょう。再来週くらいにはそこまで行ければなあと。



◆第一部について


 そんなわけで一部が書き上がったわけですが、特に終盤はまだまだ粗っぽいので、後々、大幅に手を入れることになるかもしれません。


 内容に軽く触れると、第一部は主人公・知佳ちかの転校初日の話です。当然、そこで事件が起こるわけで、ちょっとホラーでミステリアスな展開になっていきます。


 最初の6話は自分の中で「登校編」と呼称しているパートで、文字通り知佳が学校にたどり着き、そこで予想外の何かが起こるという展開になってます。

 ここまでおよそ20000字です。で、これ以降の展開はあらすじとかでもちょっと触れづらいなあと。ネタバレ的な意味で。


 謎と伏線が生命線の話なので、宣伝方法をどうしたものかと悩んでいます。

「ガールミーツガール」とは謳っているんですが、知佳がミーツするガールの名前を出すとそれがもうネタバレみたいな話になってくるので本当にやりづらいです。


 主人公が転校生なのもあって、一部はずっと暗中模索といった趣です。

 何がどうなってるのかまったくわからない状態から少しずつ情報を集めてつなぎ合わせていく内容になってます。

 なので会話シーンが多いです。というか、この話はほとんどそうなんですけど。

 バトルとかラブとかファンタジーとかそういうわかりやすい要素がないので、ひたすら地味にインタビューです。視点も動かないですし。


 それってどうなの、と思わないでもなかったのですが、私立探偵小説だってだいたいそうじゃないかと思い直し、ゴーサインを出しました。

 今年のはじめごろにオースターの初期作を読み返して、こういう挿話の魅力で読ませる話にも活路があるのではないかと思ったのもあります。


 放タルは文体がわりととハードボイルドなので、そういう方向性でいいかなあと。ホラーっぽくしづいのが難点ですけどね。

 ただ、わたしは『エンゼル・ハート』とかデイヴィッド・ピースの諸作みたいなハードボイルド(ノワール)×ホラーみたいな作品も好きなので、そういうエッセンスを取り込めればなあと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る