150000字の旅はじまる

◆グリーングリーン


 涼しくなってきましたねえ。といっても、昼間は相変わらず暑いんですが。ピーカン続きですしね。夏は越した、と調子に乗って外の植物を増やしたら熱射にやられて弱ってしまったり……かと思ってたらあっという間に冬になって冬越しの準備が必要になるんでしょうね。とりあえず植え替えを急がないといけません。


 まあ、園芸もそろそろシーズンオフに入ってくるので、小説の方に集中できるかなあと。


 仕事帰りのグリーンハントができなくなるなんて無体な、という感じですが、冬に力を蓄えてこその春なのでしょう。

 うちにあるものだと、たとえばオリーブなんかは冬に一定の温度まで下がらないと翌春に花がつかなかったりしますし。そうなると当然実もつきません。オリーブオイルが作れないということです。もこみちピンチ。


 そんなわけで冬です。冬が来ます。「冬期限定タルトタタン事件」こと「放課後のタルトタタン(仮)」のシーズンです(華麗な話題転換)。



◆出航


「放課後のタルトタタン(仮)」は冬にはじまり冬に終わる話です。学園ものなので3学期の間だけで完結する話とも言えますね。


 ちょうどカクコン期間中にも重なってきます。それもあってカクコンにこだわって完成を目指してきたのですが――


 この体験記もそろそろ連載半年。その間、肝心の作品を1文字も書いてないという体たらくです。いえ、でした。そう、先週までは。


 そうです。書きはじめました。全67話150000字予定の「放課後のタルトタタン(仮)」、とうとう出航です。ブオオオオン。


 いやー、長かったですね。


 試行錯誤の時間も考慮して、遅くても9月には書きはじめたいところだったのですけど、ここまでずれにずれ込んでしまいました。


 150000字と、ちょっと長い話なのでまあもう余裕はないですね。いま本文が30000字くらいなので残り120000字ですよ。まだ長編まるっと1本分くらいの旅程が残ってるわけです。

 

 いちおう手応えはあるんですけどね。悩んでた序盤の方向性が定まって。


 なんかもうわかりやすく書くのは諦めました。


 そういう話ではないから。


 いろいろと試したんですけど自分の中でどうもしっくりこなくて、いったんはボツにした「わかりづらい」導入をベースに書き進めています。


 とはいえ、戸松を知る読者からすれば「またか」というある種のわかりやすさはあると思うのですよ。序盤は少し短編的な構成でもありますし。

 

 部門は相変わらず悩んでるんですけど、前にも書いたようにホラー寄せを意識してはいます。特に序盤はホラーっぽい雰囲気になってはいるかなと。

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