「交通網の整備」。
これは当時の日本でも非常に重要なものだったでしょう。
物流とともに情報が流れるためには交通網が必須だからです。
しかしこの話、この先どうなるのでしょう。
水ぎわ、史実をあえて調べずに、清十郎さんの手引きだけでこの道を進んでおあります。
それが、心地よくて面白いからです!
作者からの返信
ありがとうございます。できるだけバックボーンには史実に忠実にありたいと思いますが、少年たちのやるこの後の悪さや、郡役所からの使者云々は私の創作です。もっとも、実名を出している少年たちや村人、郡役所の人物はすべて実在です。ただ、話の筋に合わせて人柄は私が好きなようにキャラクター設定していますので、悪しからず。
興味深いです。
明治維新で世の中がひっくりかえらなければ、三島という人物は「閣下」と呼ばれるような地位にのぼれる出自ではなかったのですよね。
変革期に社会的地位が飛躍的にあがる人がいます。「県令閣下」という言葉にはそれが端的に表れているように感じられておもしろいです。元公家の五條郡長がこれをどう受け止めているか、とても興味深いところです。
作者からの返信
ありがとうございます。そうですね、この時に浮上してきたのは、実力でのしあがった下級武士が多いですよね。五條は、中納言の家系で、安政年間の公家抗議活動の最初の参列事件から活動を始めてますから、ただの世間知らずではなかったかも知れません。でも、維新後は鳴かず飛ばず、実際の能力的にはいまひとつだったのかもしれません。わたしもそのように彼を扱っていますが、別の事情で、有能でありながら干されたのなら、また面白い話しが作れるかもしれません。