応援コメント

第4話 小鶴沢川の勝利(改)」への応援コメント

  •  別働隊と言っても、総勢わずかに4人だけでしたが、他にも定之助や確治の妹を始めとする女の子が数人、草むらの中で太鼓や鉦を鳴らして、より多くの人数がいるように見せかけて、より大寺勢の不安を煽っていました。
     →見事な作戦だと、思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    石合戦は峰一郎の有名なエピソードのひとつです。地元では負け知らずと伝わっています。しかしその戦術戦法については詳しくはわかりませんので勝手に脚色させていただきました。

    彼は決して頭でっかちの勉強のできる神童ではなく、かなりガキ大将的な側面を強く持っていたと伝わっています。

    他にも地元のお寺の墓場でかなりきわどい遊びをやって、住職や大人たちから叱られたような話も残っています。

  • 歴史ものは好きで、割と読むのですが、なにしろ浅学なので「安達峰一郎」という人の事は初めて知りました。

    「アジア人として初の国際司法裁判所所長に満場一致で選出された、法学博士」
    「恒久世界平和の理想を信じ、国際法に基づいた争いのない社会の実現を目指した」

    興味深いですね。
    特に世界全体も日本も妙な方向に向かっている、この御時世には。
    愛読させてもらいます (^_^)

    作者からの返信

    ありがとうございます。ご返事が遅れて申し訳ありません。ちょっとひと月ほど小説活動ができなくて、失礼をしました。

    過分なるご興味を頂き感激しきりです。ご先祖様の手前びいきだけでなく、実際にそれだけの重みのある方だったと思います。

    当時の国連全権はヴェルサイユ会議に行った西園寺も首相を務めましたし、脱退時の全権の松岡洋右は外相でしたし、それなりの地位にありました。峰一郎の政界での政治力は今となっては未知数ですが、少なくとも外務省では大臣クラスの声望があったのではないかと推察します。

    当時の国連事務総長新渡戸稲造が「安達の舌は国の宝」と評した弁舌や、対立激化した英米代表を茶の湯でもてなして仲介の労を取った調停力など、峰一郎の実力の一端がうかがえます。

    戦前のあの暗い時代、世界平和の理想に燃えたそんな男がいた事を、ぜひ多くの人々に知っていただきたいと筆を取りました。どうぞ、よろしくお願いします。

  •  薩摩藩お得意の釣り野伏せみたいですねぇ。格好良いなぁ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。薩摩藩の戦法ほどに洗練されたものではありませんが、少年ならではの単純な挟み撃ちに、峰治郎ならではの効果的な演出を加味したものとお考えください。

    言い伝えでは、負け知らずとはありましたが、戦法までの記録は見つけられませんでしたから、筆者の創作になります。でも、彼ならこれ以上の戦法をやってのけたかもしれません。