第392話 現状確認

「ステータス」


大会が終わった今日、俺は宿の自分の部屋にて1人でそう呟いた。



【名前】 ゼロス・アドルフォ

【種族】  雷獣魔精人王 

【年齢】  13  

【レベル】 30


【HP】   7562/7562 

【MP】   7562/7562


【攻撃】  3754  

【防御】  2641  

【敏捷】  3750  

【魔攻】  3413  

【魔防】  2641  

【知力】  2347  


【スキル】

・算術Lv.6・礼儀作法Lv.3・騎乗Lv.1

・解体Lv.3・投擲Lv.3・隠密Lv.9・忍び足Lv.6

・夜目Lv.9・殺気Lv.7・挑発Lv.5

・火魔法Lv.6・風魔法Lv.5・水魔法Lv.4

・土魔法Lv.2・回復魔法Lv.9・詠唱省略Lv.5

・無詠唱Lv.5・火耐性Lv.5・風耐性Lv.4

・水耐性Lv.4・土耐性Lv.4・氷耐性Lv.8

・打撃強耐性Lv.1・斬撃耐性Lv.6(1UP)


【ユニークスキル】

・危機高速感知Lv.6・剣法Lv.6(1UP)

・武法Lv.5(1UP)・読心法Lv.3(1UP)

・氷魔法Lv.4・光魔法Lv.3・精霊使いLv.4(1UP)

・精霊化Lv.5・悪魔魔法Lv.3・悪魔化Lv.6

・獣化Lv.8(1UP)・雷電魔法Lv.5

・魔力高速操作Lv.3・魔力高速感知Lv.3

・雷吸引Lv.2・雷詠唱無効Lv.2・完全偽装Lv.2

・エンチャント・ダブルエンチャント

・トリプルエンチャント

・クアドラプルエンチャント(New)

・ハーフエンチャント・魔力斬りLv.3(1UP)

・雷縮Lv.5(1UP)・多重思考Lv.4


【エクストラスキル】

・【称号】収集・神速反射Lv.3・神雷Lv.2(1UP)



【選択称号】(55/55)

・転生者

・早熟

・晩熟

・獣鎧

・元神童

・下剋上

・二刀流

・避雷針

・九死一生

・一騎当千

・百戦錬磨

・前代未聞

・以心伝心

・不眠不休

・霹靂閃電

・電光石火

・疾風迅雷

・紫電清霜

・電光雷光

・翠色冷光

・紫電一閃

・雷轟雷撃

・雷霆万鈞

・雷騰雲奔

・電光雷轟

・魑魅魍魎

・妖怪変化

・俯瞰の目

・希少魔法使用者

・複合魔法

・合体魔法

・最上位精霊使い

・精霊に愛されている者

・精霊をその身に宿す者

・精霊を2人その身に宿す者

・獣と人間の狭間

・憑かれた者

・半悪魔

・三属の王使い

・王の支配者

・勇者の超越者

・真なる勇者

・救済者

・シスコン

・シスコンを超えし者

・魔族キラー

・ドラゴンスレイヤー

・魔王に目をつけられた者[ロック(呪)]

・魔王の伴侶(仮)[ロック(呪)]

・雷の種族

・新たなる種族

・複数の種族を併せ持つ者

・神スキル取得者

・神スキル複数取得者

・天使


【除外称号】

・ゴブリンキラー・ウルフキラー・虫の天敵

・オークの天敵・三度目の正直

・死亡フラグ一級建築士・縦横無尽

・一撃必殺・へたれ・神のイタズラ(New)



「まあ、レベルは上がってないよな」


スキルレベルはいくつか上がっているが、魔物を殺してないので、レベルは上がっていない。


「それに、最近新しい称号を獲得していないな」


もう大体獲得できる称号は獲得してしまったのか、前ほどぽんぽんっと簡単に新しい称号を獲得できていない。もしこれから更なる称号を獲得しようとするなら、今までと違うことをしなければならないかもしれない。


「まあ、獲得したところでって話だよな…」


獲得しても交代するやつが無くなってきている。そろそろまた枠を増やしてもらいたくなってきた。あと数個称号が増えたら神に今回のリュウとの戦いの前にしてくれた事のお礼と共に直談判してもいいかもしれない。



「リュウよりも強くなるには……」


俺はステータスを見ながらリュウよりも強くなる方法について考えていた。

リュウには完敗だった。イムが止めに来なかったら今頃この世に居なかった可能性すらある。しかし、何もできずに負けた初めて会った時よりは確実に成長はしている。だが、進化してレベルも上がったことで、前よりはレベルは上がりにくい。また、スキルレベルも後半に突入したものが多くなっているので、スキルレベルも上がりにくくなっているだろう。



「どう頑張ってもすぐには無理だな」


どんなに努力してもすぐにリュウに勝てるビジョンが湧かない。


「気長に頑張るしかないのか……」


まだまだレベルもスキルレベルもMAXになるまではかなり遠い。今世ではもうすぐ14歳になるくらいなので、時間も沢山ある。ゆっくりでもいいから着実に強くなっていけばいいのだろう。



「もっと強くなるにはどうすればいいかな?」


だが、少し諦めきれず、今度はジール、ユグ、ブロス、ダーキにも聞いてみた。


『『『『レベルを上げる、身体を鍛える、成長する』』』』


「わぁーお…揃っちゃった」


4人の意見は綺麗に揃っていた。4人にとってはそれだけ俺の弱点?は明確なのか。


「一応、理由を聞いてもいい?」


なぜ4人が揃って強くなるための方法にその3つを上げたのかを聞いてみた。


『精霊化と』


『神雷クアドラプルハーフエンチャントと』


『悪魔化と悪魔憑きと』


『獣化を』


『『『『同時にできていないから』』』』


「え?何?事前に打ち合わせでもしてたの?」


俺の問いにジール、ユグ、ブロス、ダーキで順番に言っていき、最後には揃って言った。

俺がこの質問をすると思って、俺の中と剣の中で事前に打ち合わせしていないとこんな事できないだろ。それとも、みんなは俺の知らないところでいつの間にか咄嗟に話しても揃うくらい仲良くなってたの?


『まず、ゼロくんは今あるスキルですら満足に使いこなせてないんだよ。今言った5つを同時に使いこなせるようになったら敵無しだと思うよ?』


「まあ、そうだよね…」


確かに今言われた5つを同時に使いこなせるようになったら、あと5つくらい変身をリュウが残していなければ勝てると思う。しかし、そうは問屋が卸さない。


「…人間の限界とか危険度とか考えずに、ユグ達が知りうる最大限の努力をし続けたとして、それらが同時に使いこなせるようになるまでにどれくらいかかる?」


『最短で100年くらいあればいけるかな?』


『100年あれば可能だと思うぞ』


「まじかよ……」


ユグの確認にブロスが答えた。最短で100年という事は、実力を最大限発揮する頃には、俺はこの世には居ないかもしれない。


『もちろん、私達が知らない最短法があるかもしれないわ。でも、そんなすぐ強くなるなんて都合のいい方法はないわよ。そんな方法があったら今頃この世界は世界最強が毎日更新されているわよ』


「それもそうだな」


やはり、今すぐリュウに勝てるようになるのは不可能のようだ。


『まだゼロは若いんだから、焦らず、無理せず、頑張って生きてれば勝手に強くなるぜ』


「ありがとう」


今すぐにリュウと殺し合いになるわけではないよな。時間に余裕があることは無いが、焦るほど時間が無くもない。

やはり、気長に少しずつ強くなるしかないな。



「今日はもう休もうか。相談に乗ってくれてありがとうね。おやすみ」


『また明日な!』

『おやすみっ!』

『いい夢を』

『おやすみなさい』


「…いや、最後は揃わないのかよ」


1番挨拶が揃いそうなのに、4人はそれぞれバラバラなことを言った。

そんなツッコミをして、俺は眠りについた。



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