第7話 チートな白猫着ぐるみと、魔力の下着

 お風呂から上がったあと、ふと、草の上に寝転んでも白いままのしろねこ着ぐるみに疑問を抱き、しろねこ着ぐるみを鑑定してみた。


【しろねこ着ぐるみ】

汚れないので、常に真っ白が持続される。

温度調節あり。絶対防御。素早さアップ。

フードをかぶれば夜目が効く。


 とってもチートな着ぐるみだった!!!

 猫神様、ありがとー!


 服は汚れないらしいので、これでいいとして。問題は下着だ。


 ニャン吉に聞いてみた。

「ねえねえニャン吉……。下着ってさぁ、どこかで手に入るかなあ? 着の身着のまま来ちゃったから、下着の替えがないんだよ。しろねこ着ぐるみは全自動洗濯機能付きみたいだから替えなくていいんだけど。」


「しっ下着……!お、俺はいつも魔力でつくっ……いや、人間から、魔力が高ければ魔力で作れるって聞いたことがあるぞ!」


 おお、なるほどなるほど。魔力でねぇ~。

 なるほどなるほど、と思い、その場でごそごそ、着ぐるみの中を覗きながらイメージしてみた。

 何度試しても、白で、猫のワンポイントがついた可愛いやつしかできなかったけど……これは便利だ!

 ちなみに、ブラは普通のではなくて、ブラレットを採用した。脱ワイヤーだぜ!一日中寝たり食べたりする白猫生活なのに、窮屈なのは嫌だもん。


 割と胸は大きい方なのだけれど、うまくホールドできるブラレットをイメージできた! 猫のワンポイント付きだけど。


 え? もともと着てた下着は、だって? いやあ、お風呂上がりに、洗うのが面倒くさくて、そのまま白猫着ぐるみ着ちゃったんだよ。へへへ?

 まあ、誰にもバレないと思ったし。着ぐるみは汚れないみたいだし。どうせニャン吉しかいないんだし、いいよね?


 さて。

 お昼ごはんの時間だ!



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