第18話 インターミッション(3)

「何て事……なんて下劣な……。即刻、学校に対応させましょう!」

「生徒会長、机を叩くのも、大声を出すのも、やめて下さい。」

 等と言う無駄口を叩かない宗竜だった。

「生徒会長、落ち着いて下さい。」

「落ち着いています。落ち着いているからこそ、この下劣共を刺さないのです! こうなったら、いっそ教育委員会に、提訴しましょう。」

「どうやら、被害者、加害者共に、女性だと言う事実が、生徒会長から冷静さを、奪っているようだ。」

 等と言う無駄口を叩かない宗竜だった。

「生徒会長、待って下さい。この加害者の三羽烏、学校外の素行調査をすべきです。」

「何です! その悠長な態度は! 被害者が、不登校にでもなったらどうするんです!」

「では、僕の指示通りに『能力』を使ってください。」

 こうして、新たに獲得した情報は、生徒会長を震撼たらしめるに十分だった。

 そして、その情報を基に、行動方針をまとめた。


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