種書きVer.2
・物語の舞台、異世界『ユグドルーナ』
剣と魔法のファンタジー世界、ユグドルーナ。19世紀初頭を思わせる、
新たな発明である、銃。
領主たちに頼ることをやめた民。
次第に勇者一行は反魔王レジスタンスとなり、冒険の旅は戦争へとその様相を変えつつあった。
このユグドルーナの正体は『地球から見た月の中にある大地』である。
月の民の
・カイナ(主人公)
勇者三人組(
同じく追放されたヒロインのユウキと共に、生まれ育った
生まれながらの魔力やセンスがある訳ではなく、研鑽と鍛錬を重ねてきた努力家。
・ユウキ(ヒロイン)
反魔王レジスタンスが組織的に大きくなる中、メキメキと頭角を現してきた謎の美少女。機械式の
快活で
行くあてがなかったので、同じ境遇のカイナについてユズルユ村にやってくる。
・セルヴォ(主人公の親友)
沈着冷静な剣士で、勇者三人組のリーダーだった。今は反魔王レジスタンを率いて、大軍の采配を振るっている。論理と合理で行動する理屈っぽい性格で、時には非常な決断を下す。そして、今はその傾向がより強くなっている。
旅の仲間だった幼馴染、カルディアとは冒険中は対立してばかりだった。だが、義理人情や人の気持ちを優先する、そんなカルディアにセルヴォは恋心を寄せていた。しかし、そのカルディアが自分たちを庇って死に、カイナにも守られ右腕を失わせた。結果、彼はカイナを死なせないために自分の右腕的なポジションだった親友をクビにし田舎へと帰らせるのだった。
・カルディア(死んだ幼馴染ヒロイン)
小さな村で育った悪ガキ三人組の
幼馴染のカイナ、セルヴォとは親友同士だったが、密かにカイナに想いを寄せていた。だが、告白したものの即答してもらえず、返事を待つ間に死んでしまう。彼女は身を
可憐で幼く見える容姿も手伝ってか、民の人気者だった彼女の死は……ユグドルーナ全土に打倒魔王の機運を高まらせてゆくことになる。
・オロチ(魔王)
武力によるユグドルーナ統一を目指す、魔族の少年。その正体は、地球の民(鬼)の末裔である。太古の戦争のあと、月側に取り残された捕虜等の鬼は、過酷な境遇の中で差別されてきた。オロチもまた、幼少期に右の角を折られる等の手酷い仕打ちを受けて育ってきた。
そんなオロチは、地球では月の民が地球の民を滅ぼし、今は地球人として暮らしているという事実を知る。改めて月の民の恐ろしさを知った彼は、虐げられた同胞たちのために決起する。だが、禁忌の召喚術で鬼の救世主を召喚したつもりが、現れたのは鬼ではなく……今は地球人となった月の民の末裔、一人の女子高生だった。
・セナ(主人公の師匠)
カイナの母親役であり、師匠。カイナが保護してた戦災孤児の全てを、彼の
息子も同然の弟子が
・シエル(甲冑技師の少年)
とある領主の息子で、今は機械技師として様々な発明を行っている。ユウキの武具は
貴族の名家であった実家は、そんな彼を呪われた子として追放してしまった。だからか、カイナやユウキに対してシンパシーを感じ、協力してくれる。彼の作った戦闘用義手で、再びカイナは戦いへと旅立つことになるのだった。
・サワ(主人公の義妹)
カイナが魔王軍から救った戦災孤児で、カイナのことを兄以上に慕っている。旅立ったカイナがドロップアウトして帰ってきたことに
今は村の自警団を率いるリーダー格として、故郷を守っている。だが、長らく不在となっている巫女になってほしいと頼まれ、その答を考えているのだが……
・カエデ(魔王の右腕)
グラマラスで
オロチへの気持ちは忠誠心を超え、恋心となっているが……決してそれを表現しようとはしない。ただ、自分はオロチの忠実な部下として、彼の意思を体現する暴力の
・ユズルユ村(主人公たち勇者三人組の故郷)
辺境の片田舎にある小さな村で、無数の温泉がある
どこの村もそうだが、空へと伸びる巨大な天界樹を
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