このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(194文字)
チェコを主な舞台にした、ロックバンドの軌跡とメンバーの愛憎を描いたシリーズの番外編的作品ですが、バレンタインらしく、こちらは甘く、心が和むストーリーです。特にユーリ・ルカ・テディという一筋縄ではいかない、でもかけがえ無い3人の関係性がすっと頭に入ってきて、こういう愛のカタチもあるんだなあと、感慨深いものを感じます。言い換えるなら、なかなか他所では見つからない宝石を見つけたときのような気分です。