第55話 うーん、久しぶりの執筆だからどう書き出せば良いのか判んないぃぃ うーん、そうだ!アイツらに丸投げしよう!



「・・・・・・・・・・」


「あの?」


「・・・・・・・・・・・」


「おーい!」


「・・・・・・・・・・・」


「このくされアマ!」


「テメェ!殴るぞ!」


「ぐはっ!だから、殴ってから言わないで下さい」


「誰が腐れアマだ!誰が!」


「あの。もう始まってますよ」


「えっ!それを早く言いなさいよ」


「ですから声はかけたのですが貴女が何やらブツブツ言ってて無反応でしたから」


「それは今の株価の動きを見てたから、ってそんな場合じゃ無いわね」


「はい。そんな場合ではありません」


「うっさいわ。えーと、良い子の皆さんはここまでの事はキレイに忘れてね♪」


「よろしくお願い致します」



10分後



「はーい、皆さん。こんばんはぁ」


「こんばんは」


「なんか、すっごく久しぶりの感じなんだけど」


「そうですね。3年ぶりになりますね」


「・・・そんなに? アタシはもうやらないって思ってたけど」


「私も思ってました」


「おまけに人をバカにしたタイトルつけてるし。ヤレヤレね」


「あれ、キレて暴れないんですか?」


「うーん、サスガに3年ぶりだとね。そんな気も無くなってるわよ」


「おぉ、成長されましたね」


「まぁね。人は変わっていくわ、アタシ達と同じように」


「何処かで聞いたようなセリフですが」


「うっさいわ。で、今日は何の話をするの?」


「えーと、1番ホットな話題としては高市総理ですが」


「えぇ、トランプ氏が「台湾保証実施法案」に署名したもんね」


「これで中国も」


「はい、ストップ。高市総理や日中関係やオールドメディアについて話しだすと止まらなくなるから」


「それは、そうですが」


「アタシらはアイツのリハビリを手伝うだけだから。アイツの書く意欲が湧いて来たら書くかもね」


「それでは今回は何を話せば良いのですかね」


「そうねぇ、アイツの睡眠障害と視野検査でも話しましょうか」


「あの、アイツとは北浦十五さんの事ですよね?」


「だから、名前で呼ぶな! アイツの事はアイツで良いのよ」


「はぁ、ソコは3年経っても変わらないんですね」


「あ、そーだ。アイツの事よりも」


「何ですか、人をジロジロ見て」


「アンタは何やってたのよ? この3年間」


「私ですか? 以前にも言いましたけど農業やってましたよ」


「へぇ、ホントにやってたんだ」


「それがですね、聞いて下さいよ!」


「何、その眼の輝きは? 金鉱でも見つけたの?」


「そんな現実離れした話じゃありませんよ」


「うーん、レアアースでも発掘したとか?」


「はい、希土類元素きどるいげんそをたっぷりと・・・って違うって」


「だから何よ。さっさと言いなさいよ」


「私のやってた田圃たんぼで稲穂が実ってお米が採れたんですよ!」


「あら、それはリアルでスゴイわね。やったじゃない!」


「はい、苦節3年。荒れ果てた田圃の土を入れ替えてたがやして水路も整備して」


「うんうん。そんな状態から3年でお米を収穫するなんてスゴイと思う」


「まぁ、これも協力して下さって色々な助言をして下さった地元の農家の人達のお陰なんですが」


「何、言ってんの。アンタが頑張ったからでしょ。もっと胸を張りなさい」


「ありがとうございます」


「それで、どの位あったの。収穫は?」


「私1人なら半年は食べて行けますかね」


「半年かぁ。それまでにお米の価格がどうなるかね」


「私が農業をやっている地域では平年並みの収穫量だったみたいですが」


「そう、新米はドンドン入荷してるのにお米の値段は下がらない」


「何故なんでしょうか」


「ちょっと待って。ウィキペディアで調べるから」


「少しウィキペディアに頼り過ぎでは?」

 

「良いんじゃない。アイツは定期的にウィキペディアに寄付してるから」


「えっ、そうなのですか」


「うん。毎月ウィキペディアからお礼のメールが来てるみたいだし」


「あそこも運営は大変みたいですからねぇ」


「そうよ。あっ、出てきた。ふむふむ・・・・・・」


「何か判りましたか?」


「大体はね。米価って去年の秋くらいから急に上昇したでしょ」


「そうみたいですね」


「その要因は幾つかあるんだけど要約すると次の4つになるみたい」


「はい」


「1つ・猛暑による不作。2つ・国内生産量の減少。3つ・生産コストの上昇。4つ・需要の増加。こんなトコロかしらね」 


「何か複雑ですね」


「まぁ、アタシは猛暑による不作と国内生産量の減少が1番大きいと思うけど」


「確かに昨年は周りの農家の方々も「米が不作」と仰られていました」


「後は1971年から始まった政府の減反政策げんたんせいさくね。バカな事をしたもんね。日本の食糧自給率が38%でG7の国の中でも最低になるワケよ」


「何で、そんな事をしたんでしょうか?」


「うーん。米の生産を抑制する為って書いてあるけどアタシにも良く判んないわ」


「・・・そんな。お米は日本人の主食なのに・・・」


「まぁ、これも多様性ってヤツでしょ。パンを主に食べる人達も増えてるし」


「だからと言って。1度荒れた田圃からお米を収穫するのは大変なのに」


「アンタが言うと説得力があるわね。アンタはそれをやったんだから」


「少しでも食糧自給率を上げたいですね」


「他にも流通の闇みたいなモノもあるわね。どっかの業者が米価を上げる為に買い占めてるとか」


「えっ!誰がそんな事を!」


「痛っ!ちょっとアタシに掴みかからないでよ。陰謀論よ、陰謀論」


「はっ、すみませんでした。お米の事になると頭に血が昇ってしまいました」


「良いのよ。アンタみたいな人が増えれば食糧自給率も上がって行くでしょうし」


「そう言って貰えると、やった甲斐があります」


「食糧自給率は高市さんも言及してたけど。結局はアタシたち国民が皆で考えなきゃいけない問題なのよ。ってあれ?」


「どうかしたのですか?」


「文字数が2300字になってる。アイツの今のキャパを超えてるわ。締めなきゃ」


「何かバタバタですね」


「そんなのいつもの事じゃない。えーと、最後まで読んで下さってありがとうございました」


「ありがとうございました」









つづく・・・・・・のかな?




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