第29話 今そこにある危機 これからの1、2年で日本の未来は決まる
「はーい、皆さん。こんばんはぁ」
「こんばんは」
「あー、スッキリしたぁ!」
「便秘でも治ったのですか ? 」
「テメェ、頭のネジいかれてんのか!修正してやる!」
「ぐはっ」
「まだ、足りねぇか!」
「・・カンベンして下さい」
「だったら最初から言うな!ボケ!」
「・・なんでこの女は、こんなに凶暴なのだろうか」
「何か言った ? 」
「いえ、何も」
「口は災いの門。憶えておきなさい!」
「はい、全て私が悪いのです」
「ちょっと!何よ、その言い方。まるでアタシがパワハラしてるみたいじゃない!」
「思いっきり、してると思いますが」
「実況!パワハラ漫才!」
「某野球ゲームみたいに言わないで下さい」
「あら。この重苦しい雰囲気を和らげようと思ったのに」
「もう良いです。話の続きをどうぞ」
「アタシがスッキリしたのは昨日の投稿よ」
「あぁ、言いたい放題喋りましたからね。何も問題は無かったのですかね ? 」
「さぁ ? 運営側からは何も無かったみたいよ。アイツはメール見てないから知らんけど」
「え ? メールを見ないのですか ? 」
「メインのメールは見てるわよ。SMSとか」
「はぁ」
「アイツ、ラインをやって無いでしょ ? 色んな人から、やれって言われてるみたい」
「やはり、やらないのですね」
「あったり前でしょ!中韓が関わってるモノなんて誰がやるかっ!」
「あまり語弊がある事は謹んで下さい」
「パクった新幹線が脱線したら、車両を土に埋めて無かった事にしちゃうのよ!」
「ストーップ!」
「判ってるわよ。ネタはまだゴロゴロあるけど」
「マジで止めて下さい。本題に入りましょう」
「そうね。アタシは本当に、ここ1、2年で日本の未来が決まると思ってる」
「そうですかね」
「日本だけじゃ無いわ。世界の、いえ人類という種の行く末も」
「それは少しオーバーでは」
「フン!そんな風に思ってる人が多すぎるのよ!」
「あの、言葉には注意して下さいね」
「戦争とか紛争とか弾圧って、テレビの向こう側の事だと思ってるでしょ ? 」
「それは・・まぁ」
「その考えが甘いのよ!日本だって言論統制されてるみたいなもんなのに」
「何処がですか ? 」
「大手メディアの偏向報道。具体名は出さないけど」
「止めて下さいよ」
「気が付いた人達はとっくに動いてる。ネットで情報収集したりとか。でも、ここにも問題はあるわ」
「何ですか ? 」
「ネット。特にツイッター何かは半分はフェイクだと思った方が良いわ。これはテレビにも言える事だけど」
「はぁ」
「何が正しくて、何が正しくないのか ? ちゃんと自分の頭で考えなきゃ」
「それって、スゴイ上から目線に聞こえますよ」
「あぁ、ごめんなさい。アタシなんて単なるパンピーだから。不快に思われた方はごめんなさい」
「それで我々にどうしろと ? 」
「とりあえずは今年の総選挙。自分達の住んでいる地域の立候補者がどんな人なのか ? 誰に投票すべきなのか ? それを調べて欲しいの。これは強制じゃありません」
「ネットで調べるのですか ? 」
「そうして欲しいけど、選挙広報ってあるでしょ ? それをキチンと読むの」
「それも何かメンドクサイような」
「何、言ってんの!投票は国民の義務よ!」
「義務、ですか ? 」
「そう、権利じゃなくて義務。アタシ達が決めた議員が、この国を動かして行くんだから。アタシ達には次の世代への責任があるの」
「うーん」
「もちろん、投票は個人の自由意思だから強制は致しません」
「当たり前です」
「今日もちょっと熱くなっちゃって、すみませんでした」
「しかし、本来エッセイとはそのようなものかと」
「そうかしら ? 自分で言うのもおかしいけど、アタシはアタシの価値観を押し付けてるだけのような気がする・・・」
「それは、読んで頂いている方に判断して貰いましょう」
「そうね。今日も読んで頂いてありがとうございました」
「ありがとうございました」
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