第25話 ジレンマ
「うーん、うーん」
「あの、始まっていますよ ? 」
「うーん、うーん」
「あのっ!」
「うわっ!ビックリしたぁ。急に大声出さないでよ!」
「もう、始まってるんですよ ? 」
「わーってるわよ!その事で悩んでるんじゃない!」
「は ? 貴女でも悩む事があるのですか ? 」
「人をミトコンドリアみたいに言うな!アタシだって悩む事はあるわよ!」
「ほう、それは意外でした」
「アタシは単細胞生物か!」
「違うのですか ? 」
「テメェ、ケンカ売ってんのか!殴るぞ!」
「ぐはっ!あの、毎度の事ですけど殴ってから言うのは止めて下さい」
「うっさいわ!アタシが悩んでる事はアンタにも関係ある事なんだから」
「それは聞き捨てなりませんね。何を悩んでるのですか ? 」
「この一応エッセイの方向性よ」
「と言われましても。具体的に説明して頂けませんか ? 」
「このサイトはラノベでエンタメを楽しむサイトでしょ ? 」
「そうでしょうね」
「でも、今のアタシの関心事はリアルなのよ」
「具体例で言うと ? 」
「今の中共の習〇平がウイグルやチベットや香港で何をやっているのか ? 中国人権問題に対する制裁決議に日本は正式な表明を出していない。その足を引っ張ってる公〇党。今の習〇平はかなり焦っているから、台湾や尖閣や南シナ海で挑発行為を繰り返してるけど、もし有事の際には日本の自〇隊はどうするのか ? 」
「ストーップ!」
「ね。そうなるでしょ」
「確かに、ここで話題にすべき事では無いと思います」
「そうなのよ。このサイトや広告を出して下さってるスポンサー様にご迷惑をおかけする事は絶対にしてはいけないのよ」
「それは勿論です」
「だから、悩んでるんじゃ無いの」
「そういう事でしたか」
「このサイトを楽しんでいる方達にも、ご迷惑をおかけするでしょ」
「うーん、どうしてもリアルの事を考えてしまうのですか ? 」
「今はそうね。現実問題として第3次世界大戦が勃発する可能性もあるんだから」
「・・少し、頭を冷やした方が良いのでは ? 」
「うん。アタシもすぐに熱くなっちゃうタイプだから」
「3歩歩いたら忘れてるとか ? 」
「アタシはニワトリかっ!」
「ミトコンドリアよりは進化してると思いますが」
「そういう問題じゃない!」
「少しは落ち着いて来ましたか」
「そうねぇ。これも投稿しない方が良いかしら ? 」
「うーん、とりあえず投稿だけはしてみましょう」
「そう ? なんか問題になりそうな事も言っちゃってるけど」
「何か問題になるようでしたら、サイトの方から通告があると思います」
「わかった。えーと、今回はアタシの思っている事だけを書いてしまってごめんなさい。読んで頂いた方には申し訳ありません」
「しかし、エッセイとは本来そのようなものであるとも思いますが」
「うっさい!あれ ? 今回はアタシとあんたの立場が逆転してるような ? 」
「そのような多様性もアリでは無いでしょうか ? 」
「何か丸め込まれたようでシャクだけど、今回はこれで締めるわ。読んで頂いてありがとうございました」
「ありがとうございました」
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