第5話
無事?ダンジョン内でウィルにお昼ご飯をもらった。
めちゃくちゃうまかった。
なんでもダンジョン内で倒された魔物の肉なんかを使ってるらしい。
ウィル「ねえ。」
俺「ん?」
ウィル「名前。なんていうの?」
俺「村人Aだ。」
ウィル「本当に?なんでそんな名前してるの?」
ウィルが笑った。
やべえぞ。
めっちゃ可愛い。
俺「名前剥奪されたんだよ。」
ウィル「じゃあつけてあげる。
えーでしょ。んー。
エンリケってどう?」
俺「なんでもいいよ。」
ウィル「じゃあ、エンリケで。
ところで頼みがあるんだけど聞いてもらえる?」
俺「聞くだけならただだからいいよ」
ウィル「ちゃんと聞いて!
さっき戦ったでしょ。私はこれでも魔法に自信があったの。
でもエンリケには1発も当たらなかった。
私の魔法は小さいから避けられたらだめだからね。
だから、避けられても当たるように範囲を広くしたいの。
その練習に付き合ってくれない?」
俺「つまり俺に当たるようになるまで俺は避けてればいいのか。
でも当たったら死ぬんじゃ?」
ウィル「その体力じゃかすり傷でしょ」
俺「あと左手折れてるんだけど」
ウィル「はい、回復魔法でなおしたからOK」
かわいいから了承したのにとんでもなく大変なことになる予感がする。
そして、この日から2人の強烈な合同練習が始まるのであった。
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