第1話 橘蓮①
夢を見ていた。
とても暗く冷たい夢だ。
もう何年も同じ夢しか見ていない気がする。
怖いのか?
寒いのか?
辛いのか?
早く目を覚ましたい気もするが、体が言う事を利かない。
早く目を覚まさないと、この後は…
予測出来ていたのに、目覚められなかった。
一面に真っ赤な液体が広がる。
血だ。
その隣に横たわっている女性の姿があった。
血は女性の物で止め処無く出ている。
その血は手にもベットリと付いている。
違う。
お母さん。
何で、こんな事に、嫌だよ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。