第6話 愛シテタ?

息子とお祓いに行った。有名な霊媒師にお祓いと霊視してもらったから大丈夫だろう。



だが霊視してもらったら妙なことを言っていた。



多分霊媒師が安心させようとしてくれてるのであろう。僕は彼女の姿を見たのだから。



そしてお祓いしてもらい、息子と一緒に帰った。



帰ったら息子が

「親父」

「ん?なんだ?」

「親父は人を殺したことがあるのか?」



ドキッとした。



「…何故そんなことを聞く?」

「この前家に来た女の人が貴方のお父さんは人殺しだって言ってたんだ」



女の人に?まさか……いや…なんとか誤魔化さなければ…



「なわけないだろ、その女のデマカセだ。忘れろ」

「忘れないよ」

「…は?」



突然息子はその場に倒れた。



「おい!?大丈夫か?!」

「……フフフフフッ」



女の笑い声、そして足音が後ろから聞こえた。



まさか……と思い、僕は後ろを向いた。

そこには包丁を持った女がいた。



「……誰だ」

「……ウフフフフフッ」

「誰だと聞いている」

「……貴方を殺せるのを楽しみにしてた」



そう女は言い、女が持ってた包丁で僕は刺された。自分の血がひいていくのがわかる。

僕はこのまま死ぬ。

今までの罪の償いをしよう。地獄に行くよ。それがお前の望みだろう?








「……彼女によく似てるよ…」






僕はそう言い残し、この世を去った。









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