　俺は、私は、御門義明＝クリスティアーノ・アクアレイク。

　美しい自然に囲まれた小国アクアレイク王国の第一王子。

　俺は今、美しいと形容できる女性たちからお尻を押し付けられる立場にある。

　小ぶりで少し固さを残していて、まだ成長しきっていなのかなと育つ楽しみを抱かせるお尻。

　樹になっていれば頬を染めるように桃色に色づいて、まさに食べごろ！と思えるような、瑞々しさと張りのあるお尻。

　成長してから少しだけ我慢して待ち、熟して甘い匂いを放ち始めるかのような、やわらかく大きめの桃……じゃなくてお尻。

　そんなお尻たちが俺を求めて迫ってくるのだ。

　まるでハーレム。きっと男と生まれたからには誰もが一度は夢見る夢の境遇。

　俺の人生は今まさに勝ち組の……勝ち組の……かちぐ……

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