小説はフィクションであるしかし、そのフィクションの中に小説家の人生が垣間見える作品に私は惹かれる。作り物であろうと想像上の創作であろうと、書き手の生き様が反映されている事を想像しながら読むのは読む側の喜びでもあり、その時々の心情を盗み見るような秘かな楽しみもあるのだ。作者である@naka-moto氏の青春時代を想像しながら、楽しく読ませていただいた。