第29話
「そうか」
教室でクラシマが紗凪に
言った。
「そうかって、驚かないの」
紗凪が不思議そうな顔をしている。
「ああ」
クラシマがユラリと席を立った。
「どこに行くの」
「ちょっとトイレ🚽🤏🚽」
クラシマはそう言い残して教室を出た。
クラシマはいつまでたっても
教室に帰ってこなかった。
紗凪が心配になって、クラシマを
探す。
「クラシマーツ、クラシマーツ」
だがダレも紗凪にの呼びかけに
応じない。
紗凪は不意に心配になって
屋上に駆け上がった。
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