応援コメント

第42話 ひとり」への応援コメント

  • 呆けた老人の世話をするのは、とんでもないほどの心労です。
    祖母は5年も呆けていたのです。毎年の半分ずつはうちと叔母さんの家族が世話したのです。
    正直、祖母はお亡くなったのは、家族と叔母さんの家族全員が解放された感覚です。
    冷酷な話ではありますが、やっと死んでくれたというほどまで考えていました。
    別に祖母が嫌いとか、そんなのは一切ありません。むしろ、みんな全員、祖母が大好きです。それなのに、祖母の死をみんながほっとしたのです。それだけ、呆けた老人の世話が大変なのです。

    主人公は、一回でも、病床に伏す老人の世話をして、自分も小さい頃両親に世話させられて育てられたことを感じ、自分が人の子である自覚が出来ればいいのです。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    おばあさんを大切に、大切になされたんですね。

    ひとりだけの介護では、狂ってしまうでしょう。この物語でそこまで書く気はありませんが、父親を見て主人公は気づくでしょう。

    介護はやった人しか苦しさがわからないと思います。血が繋がっていても憎んだり、もう嫌になったりもしますが、それでも最期を見届けて、気づくことがありますからね。