3 ベル1

「之兄!いつもいつも私に後始末ばっか押しつけないでよね!それに尾行をまくなってどういうこと?」

あの純白の娘である。

「んーごめんごめん、それと...」

「なによそれ、全っ然反省してない口振りはっ」 

「...彼女もうすぐここにつくんじゃないかな。」

「ってことは彼女、異能力者?」

「そゆこと。だってこの殿舎、異能力者しか入れないもんね?」




ジリリリリリリリリ・・・

地下に侵入者を告げるベルがこだまする。




「噂をすれば、だ。さららちゃん、お茶の準備を。」

「今何て?迎撃は?戦闘要員は?」

「え、彼女はお客さんだよ?」

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