第6話 続 術後の入院生活
病院食1食目以降は通常の食事になりました。
パン食かご飯食が選べれるのですが私は圧倒的にご飯派なのでそうさせていただきました。
ここの調理師さんはなかなか腕が良いみたいでお米の焚き具合も私好みで結構気に入ってます。
私の場合は内蔵疾患での入院じゃないので基本なにを食べてもオッケーなんですが、なるべく間食などしないようにしています。
こちらの病院へ転院してから六日後やっと入浴の許可が出ました。
早速、頭からシャワーを浴びるとオイルを塗っていたかというほどのヌメリが体全体にまとわりついていてヌルヌルでした。
思わず気持ちいいっと声に出てしまい外で待ってくれている看護師さんに笑われました。
こんな事も含めて本当に普段の生活に戻りつつある現状に生きている実感が湧き元気を貰える様でした。
私の場合、最初だけシャワー室の入り口まで来ていただきましたが、介添えなしで入れそうだということで一日一回はいつでも自由に体が洗えることになりました。
おかげで自由に入れない人を横目に毎日気兼ねなく体が洗える事も一日の楽しみとなりました。
あと、手術入院してから一度も散髪や髭剃りをしていません。
退院するまで伸ばそうと思ってます。
これもどうなるのか少し楽しみです。
コロナ感染予防の為に知人や友人、家族ですらも入院以降一度も顔を会わせてないですからね。
あと、痛み止めや抗生剤の影響もうけずに便秘になる様なこともなく毎朝、毎昼、毎晩、快便で順調です。
だいたい一日の動きは、6時起床で血圧体温等のチェック、7時半頃から朝食、身の回り片付けや薬を飲むチェック、9時前後に環境という方々が来てシーツの交換や布団カバーなどキレイにしていただきます。
その後、術後の傷痕を先生に診ていただき傷口のテープ交換をしてもらいます。
昼の11時前後くらいに体を洗わせてもらい12時頃からお昼ご飯となります。
1時または2時くらいの間からリハビリ訓練と指導があり終了したら部屋に戻りリハビリを実践してみます。
そして6時過ぎくらいから最後の食事をするという感じです。
症状の思わしくない方はこの合間合間に健康チェックがあります。
だいたいこの様な流れで一日が終わります。
いかがでしょう、朝起きてから寝るまでの間にかなりのもて余す時間があることに気付かれると思います。
ですから空いている時間を使ってこのダイアリー的なエピソードを文章として残そうと思ったわけです。
そんなこんなで入院生活にもいささか慣れてきましたが、骨折してから3~4日すると筋肉や色々な細胞がダメージを受けているため骨からの内出血が皮膚表面に出始めて骨折部位周辺が変色してきます。
それと同時にあらゆる筋肉や腱、筋繊維の周辺に内出血が回り関節や筋肉を動きづらく固めてしまうらしいのです。
という訳で現代の常識では手術直後から動かせる場所は動かしていた方が早く快復するらしいです。
ですから私も手術直後からなるべく動かしてはいたのですがそれでも固まってしまうらしく、この固まりをほぐさないと厄介なんだそうです。
毎日リハビリで先生に揉みほぐしてもらうのですが結構な痛さで冷や汗と涙を滲ませながら施術に耐える日々が続いてます。
先ずは松葉杖をついて歩く事が当面の目標でそれが退院の目安になるそうです。
この凝り固まった足首がある程度柔軟に動く様にならなければ足の親指を骨折している私は踵で着地しなければならないので先へ進むことができません。
一日や二日でほぐれる様なものではないのでまだまだ時間が掛かりそうです。
気長に地道にストレッチしながらリハビリを続けていきます。
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