高校生活初日

ここが豐原高校か、思ったより大きいな

迷子にならないといいなぁ

「..夏、花夏、花夏!ボーッとしてどうしたの?」

気がつくと、目の前に波瑠の顔があった

「迷子にならないといいなぁって思ってた」

花夏らしいなぁ

波瑠は、笑いながら言った

ピンポンパンポーン

「新入生の皆さんは、体育館にお集まりください」

ピンポンパンポーン

「b僕たちも行こっか」

「そうだね」

そのまま時間が過ぎて、教室で自己紹介をすることになった

「卯月花夏です。よろしくお願いします」

”何あれ”

”ダッサ、今どきあんな奴いるんだw”

”しかも、表情ないしww”

”気味悪っ”

どうせ陰口は、言われるだろうと思っていたから、どーでもいい

それよりも、何で蒼空は、来てないんだろう?

と外を見ながら思っていた

クラスが急にざわつき始めた

何かあったのだろうかと思って前を見ると

「如月波瑠です。好きなことは、読書と絵を描くことです。花夏と今日は、来ていない蒼空と幼なじみです!一年間よろしくお願いします」

その後、私が女子たちに睨まれたのは、気のせいだろうか

それにしても、波瑠、私たちが幼なじみということは、言わなくてよかったと思うぞ

「じゃあ、全員の自己紹介も終わったので、今日は解散!さようなら〜」

私が、帰ろうとすると

「花夏、一緒に帰ろ!」

波瑠が、女子の群がっている中心から抜けながら、声をかけてきた

波瑠は、後ろだから気づかないんだろうけど、君が置いてきた女子たちの顔ね、般若の顔みたいになってるんだよねww

まぁ、見てるこっちとしては、めちゃくちゃおもしろいんだけどww

そんな感じで、高校生活初日は、幕を閉じた

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