告白

「好きです、僕と付き合って下さい!」

〇〇から話があると呼び出されて向かった先は、いつもの樹だった

しかも、その話は告白だった。

ヤバイ、全然理解が追いつかん

「は!?」

今の冗談だよね?嘘だよね?ふざけてるんだよね?

そう思って、〇〇を見てみた

〇〇は、顔を真っかにして、まっすぐ私を見ていた

私は、めちゃくちゃ驚いた

だって、今までそんな素振り見せなかったし.....

「冗談は、やめてよ〜。どうせ、□□あたりに言われたんでしょ」

「違うよ!!僕は、ちゃんと自分の意志で☆☆に告白したんだ!!」

〇〇は、怒っていた

そりゃ、そうだよな

〇〇が、本気で言っているのに私は、その気持ちを踏みにじる行為をしたんだから

でも、さっきの言葉が本当なら、私の答えは決まっている

「ごめん、付き合えない」

〇〇は、怒るのをやめて、私を見る

「今、なんて言ったの?」

「ごめん、付き合えない」

〇〇の顔は、みるみる歪んでいって、泣きそうな顔になった

「そっか、そうだよね。僕なんかを☆☆が好きなってくれるわけないよね」

また、始まった

〇〇の「僕なんかを(が)〜」

めんどくさ

「〇〇は、かっこよくて優しい、いい人だよ」

「ありがとう。あのさ......理由、聞いてもいい?」

「それは、「おーい、〇〇と☆☆、そこに突っ立ってどうしたんだ〜」

理由を言おうとしたら、もうひとりの幼なじみの□□が現れた

本当のことを言っても良いのかな

私は、迷ってしまい、〇〇の方を見る

すると、〇〇はニコリと笑って

「僕が、☆☆に告白してたんだ」

「えっ!?」

たしかに、幼なじみで、告白して告白されてをしてたら驚くよね

「お前、好きなやついたの!?」

そこ!?相変わらず、観点が変わってるよなw

私は、苦笑してしまった

「それで、結果は?」

□□が〇〇に聞いている

失礼なことを聞いてんなw

〇〇は、どう答えるのだろうか

「ひ・み・つ」

「教えてくれよー」

だだっ子みたいに騒いでいる□□をどうしようかなぁ

それよりも、私より〇〇の方が女子力が高い気がしたのは気のせいだろうか

「教えてくれないなら、いいよ。俺も告白するだけだし」

ん!?

「好きだ、俺と付き合ってくれ!」

「ごめん、無理」

こっちは、即答だった

「やっぱり、〇〇の返事にOKしたのかよ!」

「いや、そっちもOKしてない」

「じゃあ、なんでだよ」

いや、理由を言おうとしたら、□□が来たんだよ

と言いたくなったが、話が脱線しそうなのでやめた

「二人に原因があるわけじゃなくて、私に問題があるだけだから」

「花夏の問題って?」

正直、言いたくない

恥ずかしいもん

だって、小5になるのに・・・・がわからないんだもん

二人の方をチラッと見ると、言うまで帰さないという雰囲気が出ていた

これは、もう諦めるしかないな

「私は、・・・・がわからない

 周りのみんなは、××君良いよね〜とか言ってるけど、私は、何それっていう状態になってる

 そんな状態で、付き合いたくない」

二人は、

"ジリリリリリ"

目覚ましの音で目が覚めた

「んー、久しぶりにあの夢見たなぁ」

でも、不思議なことにあの夢いつも人の名前と思われるところとなんかのところだけ、音が聞こえなくなるのだ

まぁ、いっか

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