第二話 一歩、前進!
「よく来てくれたね
あなた達のクラス、用意してあります」
と学園長の青花麗華さんが言う
「ありがとうございます
でも、なぜ、私達なのでしょうか?」
と日奈子ちゃんが聞く
確かに、なんで私達なんだろう?
「それはね
封筒に入っていた通りです
あなた達が、良い人達だからですよ」
本当にそれだけなのか?
「本当にそれだけなのですか?」
と悠一君が私が思った事を言う
そしたら、麗華さんが負けた〜とため息をついて言った
「本当にあなた達は、勉強ができるのね
負けたよ
あなた達に本当の事を言います」
と麗華さんが言うと緊張の糸がぴーんと張った気がした
「今日、あなた達のクラスに黒い箱がありましたよね
あの箱は、私達が用意したものでは、ありません」
じゃあ、誰が用意したんだろう?
「あなた達が持っているゲーム機は、スイッチと言います
スイッチは、ファンタジーのゲームです
例えば、現実ではない魔法使いだったり、それがこのゲームでは実現できるのです」
「それは、普通のゲーム機でもできるんじゃね?」
とセイ君が言う
「いいえ
一緒では、ありません
さっき言いましたけど、スイッチは、ファンタジーのゲームです
まぁ、簡単に言うと不思議なゲーム機です
普通のゲーム機は、アバターを使います
でも、スイッチが使うのは、自分です
あまり、負傷しないと思います
ときどき、怪我をして帰ってくる人もいるけど、30人中、5人ぐらいです」
ん?
30人?
私達以外にスイッチが届いたとこがあるの?
「あれっ?
麗華さん、その言い方じゃ、他にいるんだね
スイッチが届いたとこが」
と朱音ちゃんが言う
「そうよ
他にいるんだよ、スイッチが届いたとこがね
あなた達が通っている学校、
そして、あなた達以外の学校は、もう来ています
では、あなた達のクラスへ行きましょう
寮もありますので、そこで住んで学校に通ってください
寮で住む部屋のペアを決めるのは、自由です
あと、学費を免除します
嫌な、ゲームが届いたので両親にも負担をかけないためです
いいですか?」
と麗華さんが私達に聞く
「いいですよ
私達は、そのために来たのですから」
と日奈子ちゃんが言う
「わかりました
では、ゲーム機を出してください」
と麗華さんが言うのでみんな、カバンの中から、ゲーム機を出す
「では、電源を入れて、絆と書かれたボタンを押してください
そして、このバーコードを読み込んでください
これを読み込めば、説明をしてくれたり、迷子になったりしても教えてくれます
宿題もです
あと、このバーコードで友達と繋がれば、メールをしたり、電話ができます」
頭、やばい、覚えきれない
と思っていたら、私の順番が来た
そのまま全員、終わらせて、クラスや寮を案内をいてもらった
「みなさん、一回、荷物を取りに行ってください
集合場所は、寮の中のロビーで」
と日奈子ちゃんが言う
オーケー
これで、一歩、前進!
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