第2話 父の死から始まった。
もともと、ミステリー作家の高木彬光が占っていた「九星占い」を参考にしている私はこの年の運勢が良くないことは前からわかっていた。
事実、この年の1月の7日に体調を崩して、救急車で病院へ運ばれた父に余命3ヶ月の癌が発覚し、その通り亡くなってしまったことが原因であった。
といっても、皆さん親の死に目を体験しても普通になんとか乗り越えている。だから私も強くあらねばと思っていた強がりが総合失調症を呼び寄せた。
のちに精神科の主治医に言わせると私は普通の人より環境の変化などに弱い脳の働きをしており、辛いことを周囲の信頼できる人に告げてたらまた違っていたという話しである。
○父のため自分のために素直には弱みを人に見せられなくて
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