大好きなクソみたいな日常


「双葉さん、ゲームセンター行きますか?」

「行く気なくなった。部室でゆっくりしようぜ」

「分かりました」


紬先輩が言ってたことが確かなら、桜橋先輩は泣いている。

でも俺には、涙の理由が分からない。


部室に戻って椅子に座り直すと、桃は表情一つ変えずにDVDプレイヤーに【心霊映像ベスト100】というタイトルのDVDを入れた。


「幽霊でも見て元気出しましょう」

「逆効果だわ」


部室のカーテンを閉めて電気を消し、DVD鑑賞が始まった。


「全部作り物みたいだよなー」

「双葉さんの心みたいですね」

「‥‥‥本当、桃は人の考えを読むのにたけてるよな」

「痛いですか?悲しいですか?虚しいですか?辛いですか?」

「まぁな」

「私が受け止めます」

「受け止める?」 

「痛みや悲しみ、虚しさも辛さも、その逃げ場の無い心を私が支えます」

「桃って俺のこと好きだったりするのか?」


俯いて黙り込む桃を見て、俺は思わず立ち上がった。


「マジ⁉︎」


コクリと無言で頷く桃にドキドキしてしまったが、横では怖い映像が流れていて、もうなにがなんだか分からない状況だ。


「にゃちゅまちゅり!」

「え?なに?」

「‥‥‥夏祭り、一緒に‥‥‥」

「あっ、うん。行くか」

「は、はい」


今年の夏祭りは桃と行くことになったが、夏祭りという言葉を聞いて、去年の夏祭りのことを思い出した。

美山は親の誕生日だから帰るって言って帰ったけど、あの頃は楽しみを削ってまでも必死だったんだな。

それと桜橋先輩‥‥‥今年は誰と花火を見るんだろうか。


「どうかしましたか?」

「いや、なんでもないぞ」

「そうですか」


それから数日が経ち、七夕の日。

今思えば、一年前の今日、初めて生徒会室に入って、まだ桜橋先輩に怯えてたっけ。


昇降口の前には去年同様、笹に沢山の短冊が

ぶら下がっている。


「双葉さん双葉さん」

「おはよう」


桃は一人で短冊に願い事を書いていた。


「なに書いたんだ?」

「双葉さんが幸せになりますように」

「俺のことかよ」

「はい」

「桃が幸せにしてくれてもいいんだぞ〜」

「え、あ」

「じゃ、先行くわ」


そう言って一人で教室に向かう途中、自分のモヤモヤする気持ちと少し向き合った。


俺は多分、桃のことが好きだと思う。でもそれは、可愛くて優しくて‥‥‥楽だから。

俺がいろんなことから逃げて桃と居るのは分かってる。そんな自分の弱さを無視して、桃の優しさにすがって付き合うのは、桃に失礼なんじゃないかとも思う。


そんな考え事をしていたその時、廊下の曲がり角で桜橋先輩にぶつかってしまった。


「す、すみません」 


ギロっと冷たい目で睨まれ、なにも言われることはなかった。


桜橋先輩が泣いてるとか嘘じゃね⁉︎前ならぶつかっても速攻許してくれたし!やっぱり嫌われてるだけじゃん‼︎


だがその日の放課後、一人でみんなの短冊を眺めていると、紫の短冊が視界に入った。


この綺麗な字、桜橋先輩のだ‥‥‥


短冊には『貴方が教えてくれた素敵な愛を、次はあの子に』と書かれてあり、その横のピンクの短冊には、しっかり美山杏奈と名前が書かれた短冊が下げられていた。


「美山‥‥‥」


美山の短冊は桜橋先輩の左隣に下げられてあり、右向きの矢印と『アホ』という文字だけが書かれている。


「なんだこりゃ」


クビになった後も、二人は仲がいいとか?そんな場面見たことないけどな。


「双葉さん双葉さん」

「あ、部室の鍵閉めたか?」

「はい」

「ゲーセン寄ってく?」

「行きましょう」


そんなこんなで桃との仲だけが深まる毎日を過ごして、結局二人とは一言も言葉を交わすことなく、夏休みに入ってしまった。

夏休み中、ふとみんなで水族館に行ったことを思い出して、桜橋先輩とのツーショットを見てみたが、想像していた通り切ない気持ちになって携帯を置いた。

二人に貰ったフィギュアも押し入れの奥にしまい、できるだけ楽しかった日々を思い出さないようにした。


夏休み中も、桃と心霊スポットに行ったり、普通にショッピングを楽しんだりと、お互いに口には出さないが、もう恋人のような関係だ。


「ドーナツ美味しかったですね」

「だな。明日の夏祭り、何時集合にする?」

「やっぱり夜じゃないですか?」

「18時ぐらいに集合して、20時からの花火見て解散って感じか?」

「そうしましょう」

「んじゃ、今日もいっぱい遊んだし帰るか」

「そうですね。あ、あの」

「ん?」

「手とか‥‥‥」

「おう!」


その日は初めて桃と手を繋ぎ、告白するなら今だと思ったが、ヘタレな俺にそんな勇気はない。


そのまま手を繋いで駅にやってくると、階段でバッタリと紬先輩と会ってしまい、気まずさを隠しきれないまま挨拶をした。


「こ、こんにちは」


紬先輩は手を繋ぐ俺達を見て、なにも言わずに鋭い目つきで俺を睨んで階段を降りていった。


「怒ってたよな」

「かなり怒ってましたね」

「な、なんかさ、今の俺と付き合ったら、かなり敵作りそうだよな」

「双葉さんが守ってください。それと、お付き合いのこと、考えてくれてたんですね」

「そ、そりゃそうだろ!」

「明日の夏祭りで、私達の今後を決めませんか?」

「今後?」

「楽しかったらお付き合い。そうじゃなかったら‥‥‥」

「よし、分かった!」

「分かってくれてよかったです」


これ、付き合わない流れとかないだろ。

桃と付き合って、もう全部忘れよう!


その日の夜は、桃と夏祭りのことで頭がいっぱいであまり眠ることができず、やっと寝れたと思えばセミの鳴き声で目を覚ましてしまった。


「げっ‼︎17時30分⁉︎」 


そんなに寝てたか⁉︎


デートだということも関係なしに、ジャージを着て自転車を飛ばした。


楽しくなかったら付き合えない‼︎遅刻とか許されない‼︎


無我夢中で祭り会場の駐車場を目指し、着いたのは18時2分だった。


「双葉さん」

「桃!ごめん、遅れっ‥‥‥」


な、なに⁉︎桃が浴衣⁉︎なにこれ可愛い‼︎


黒い生地に紫のアサガオの浴衣を着て、髪を可愛らしくまとめた桃を見て、可愛すぎて言葉に詰まってしまった。


「かき氷買いにいましょ」

「おう!」


それからは、嫌なことを忘れるくらい夏祭りを楽しんだ。


「次はフランクフルトです」

「まだ食べるのかよ〜」

「いや、食べません」

「どういうこと⁉︎」

「私は見つけてしまいました」

「んー?あー、お化け屋敷か。おいおい!走るな!」


テンションが上がって走り出した桃を追いかけ、一緒にお化け屋敷に並び始めた。


「いきなりに走るな」


桃の頭を片手で押さえ、なんとか落ち着かせた。


「お化け屋敷初めてです」

「そんなに張り切って、ビビるなよ?」

「私はオカルト部の部長です。ビビったりしません」

「ほー、言ったな?」

「はい。双葉さんこそビビらないでくださいね」

「当たり前だろ」


そして‥‥‥お化け屋敷に入って10秒後


「きゃ〜‼︎」

「ビビってんじゃねーかよ‼︎」

「ふ、双葉さん!血塗れの人が〜!」

「そんなハキハキ喋れるのかよ!」

「逃げろー!」

「ま、待てってー!」


結局、お化け屋敷を楽しむ間もなく、二人で走ってお化け屋敷を出てしまった。


「いっ」

「下駄で走るからだよ。痛いだろ」

「だ、大丈夫です」

「花火までもう少しだし、ベンチまでおぶってやるよ」


桃は恥ずかしがると顔を赤くして頷くことしかしない。それすらも愛おしく感じる。


いざ、おんぶしてみると、桃は想像よりも軽い。


「美山さんが来てます」


桃をおんぶして空いているベンチを探している時、桃は小さい声で言った。


「だ、だからどうした」

「双葉さんは、私とどうなりたいですか?」

「つ、付き合いたいと思ってる」

「‥‥‥」

「も、桃?」

「下ろさないでください」 

「え?」

「今、双葉さんに顔を見られたくないです」

「‥‥‥」

「私、双葉さんが好きです」

「そ、そうか!」

「でも付き合えません」

「どうしてだ?楽しくなかったか?」

「好きだから‥‥‥です」

「意味が分からないぞ」

「好きな人には幸せになってほしい。それが愛だと思います。双葉さんは、私といる時も時々悲しい顔をします。美山さんと会長を思い出してるんですよね」

「違う!」

「嘘つかないでください。思い出してましたよね」

「‥‥‥うん」

「美山さんと会長は、双葉さんを愛しています。だから、双葉さんと距離を取ったんです。愛している人の幸せを願って‥‥‥」

「そんなわけ‥‥‥」

「あるんです。それが2人の愛なんです。愛を教えなきゃいけない双葉さんが、まさかの私に教えられちゃいましたね。短い間でしたが、双葉さんと恋人気分を味わえて幸せでした」

「桃も、俺から離れていくのか‥‥‥」

「離れません。私は双葉さんと仲良くしていきたいです。下ろしてください」


人がいない暗い道で桃を下ろすと、桃は俺が顔を見る前に正面から抱きついてきて、ぎゅーっと俺のジャージを握った。


「桃?」 

「私は双葉さんの幸せを願って耐えます。でも、今の双葉さんには恋人がいません。だから‥‥‥」


桃は涙を流しながらつま先で立ち、俺の左頬にキスをした。


「今しかチャンスがないと思ったので!これが好きの証明です!行ってください!二人のところに!」

「‥‥‥」


涙を流しながら笑う桃を見て、胸が締め付けられる。


「お、俺は桃が‥‥‥」

「部長命令です!今すぐ行ってください!」

「俺は本当に桃が好きだ」

「はい!」

「‥‥‥行って本当に嫌われてるだけだったら、責任とれよ!」

「その時は結婚してください!さぁ、走ってください!」

「‥‥‥」


桃‥‥‥ありがとう‥‥‥


最初に美山を探しに走り出したが、やっぱり桃が気になって振り向くと、そこに桃の姿はなかった‥‥‥


双葉が走っていくのを見た桃は、双葉が走り去った後‥‥‥ベンチの後ろにしゃがみ込み、1人‥‥‥泣き続けた‥‥‥


花火大会が始まって、花火の音が響き渡る空の下で、俺は一切花火を見ずに美山を探し続け、もう足に限界が近づいてきたその時、悲しげに一人でかき氷を食べながら歩く、ポニーテール姿の美山を見つけた。


「美山‼︎」

「ふ、文月くん⁉︎」

「美山!なにめんどくさいことしてんだ!全部桃から聞いた!」

「聞いて、どうして私のところに来たの?」

「俺はしばらく桃と過ごして、桃のことが好きになった!でも、桃は分かってたんだよ!俺が、本当は美山や桜橋先輩のことが好きだって‼︎」

「二人どころか三人が好きってこと⁉︎」

「違わないけど違う!」

「意味分かんない!」

「俺は桃を好きになってよかったと思ってる。じゃないと、今こうして美山とぶつかれてない!」

「私は‼︎会長のところに行ってほしかった‼︎」

「行くよ‼︎今から行く‼︎だから美山も来い‼︎」

「それじゃ意味ない‼︎」

「俺は悩んでも迷っても、美山と桜橋先輩が居る毎日が好きなんだよ‼︎だから美山も桜橋先輩も好きだ‼︎」


美山は泣き出し、俺のジャージを掴んで、ぐらんぐらんと俺の体を弱い力で揺らした。


「バカ!私の我慢した数ヶ月はどうなるの!文月くんと会長が付き合えば、私も報われたのに!」

「報われない!美山は学園を去る心の準備をしたかっただけだ!あの日、ゲーセンで言えなかったから説得力ないけどさ、俺は美山があの学園から去るなんて嫌だ!俺がそうさせない!」

「どうやって!もうお金も限界!」

「まだ耐えてくれ‼︎俺が、お金を渡すとかそういうんじゃなく、ちゃんとなんとかするから‼︎」

「‥‥‥」

「なぁ?一緒に行こう」

「私、面倒くさいからね」

「分かってる」

「諦めるのを諦めたら、また会長と喧嘩しちゃうかもよ」

「そんな日常のほうが今よりいい」

「バカ」

「あぁ‥‥‥やっぱり俺ってバカなの?」

「バカだよ!」

「マジか‥‥‥あとさ、俺の服掴む時、思いっきりカキ氷落としてたけど‥‥‥」

「あぁー‼︎」

「あはは‥‥‥行くぞ!」


美山の腕を引っ張り、自転車の後ろに乗せて桜橋先輩の家を目指した。


「ねぇ文月くん」

「なんだ?」

「会長、いい人だよ?」

「分かってる」

「私、諦めるのを諦めるけど、それでも文月くんが会長と付き合ってくれたら嬉しい」

「どうしてだ?」

「愛してるから‥‥‥」

「今日で愛って言葉聞き飽きたわ。飛ばすぞ」


そして桜橋先輩の家の前に着き、美山に全財産の4千円を渡した。


「な、なに?」

「これで買えるだけの花火を買ってきてくれ」

「うん、分かった!」


よし、桜橋先輩‥‥‥逃さないからな‼︎


「おーじゃーまーしーまーす‼︎」

「きゃ〜‼︎‼︎‼︎」


チャイムも押さずに桜橋先輩の家に入ると、桜橋先輩は真っ暗な玄関で、靴を履こうとしていた。


「双葉くん⁉︎」

「桜橋先輩!花火しましょ!」

「どうして?なんで来たのよ!私は双葉くんが美山さんと」

「うるせぇなー。これだからアホは」

「な、なんですって⁉︎」

「それっぽい話は美山としたので、もう疲れました。どこか行くんですか?」

「‥‥‥」

「ん?」

「お祭りに行けば、双葉くんに会えるんじゃないかと思って‥‥‥」

「俺の方から会いに来ちゃいましたね!」

「バカ」

「はー?俺どんだけバカなの⁉︎」

「‥‥‥」

「もう、一人で泣かないでくださいね」


俺がそう言うと、桜橋先輩は俺に抱きつき、声を出しながら大粒の涙を流した。

俺も普段ならこんなことはしないが、思わず桜橋先輩の頭を撫でてしまう。


「今、美山が花火を買いに行ってます。三人で仲直り花火大会でもしましょ?」

「する‥‥‥」


美山に公園の場所をメッセージで送り、俺と桜橋先輩は先に公園で美山を待つことにした。


「私、この公園が好き」

「どうしてです?」

「大好きな人が、大好きを教えてくれた場所だから」

「へっ、へぇー」


俺だ〜‼︎‼︎‼︎


「買ってきたよ!」

「お疲れ!」

「み、美山さん」

「そんな反省面しないでください!みんなで楽しみましょ!」

「‥‥‥ありがとう」


そして久しぶりに三人が揃って、花火で大はしゃぎしていると、公園にキキーッ‼︎とブレーキの音を響かせて、自転車の後ろに桃を乗せた紬先輩がやってきた。


「いーた〜‼︎‼︎‼︎」

「伊角さん?岡村さん?」


二人は自転車から降りて、紬先輩はいかにも怒った表情で俺に向かって真っ直ぐ歩いてくる。


「元副会長‼︎泣いてる桃ちゃんを置いていくとか、どんだけ最低なんですか‼︎このバカ‼︎」

「えぇ〜‥‥‥」

「双葉さん双葉さん」

「んっ、ん?」

「置いていくなんて最低です」

「あれは置いてく流れだったよね!」

「はい」

「いや、どゆこと⁉︎」

「元副会長がクソバカだから、この線香花火にまとめて火付けてやるー!」

「なんでー⁉︎やめろ!線香花火に罪はない!」

「あっ‥‥‥」

「ほら!会長様が悲しんでますよ⁉︎」

「知りません‼︎」

「えへっ、あはははは!」

「桃?」


声を出して笑う桃に、俺達四人は驚き、一斉に桃に視線が集中した。


「やっぱり、みなさんが騒いでる姿が好きです!」

「‥‥‥よっしゃ‼︎五人で花火大会だ!」

「おー!」

「あと紬先輩、線香花火買ってきてください」

「嫌です‼︎」

「買いなさい。今すぐに」

「か、会長まで!」

「早く」

「は、はい〜!」


紬先輩は自転車に跨り、全力で線香花火を買いに向かった。


「紬先輩、実は一番辛い立ち位置だったのかもしれませんね」

「そうね。感謝しているわ」

「ちなみに、俺って副会長に戻れたりします?」

「私も生徒会に戻りたいです!」

「しょ、しょうがないわね」

「本当はクビにしたことを後悔してたんですよね」

「岡村さんは黙りなさい」

「はい!」

「桃に当たり強すぎない⁉︎」

「知らないわよ。で、でも、岡村さんも学園祭までの間だけれど、生徒会に‥‥‥」

「い、いいんですか?私が‥‥‥」

「アロワナの餌やり担当とかどうかしら?」

「はい!よろしくお願いします!」

「仲間が増えた!」

「やったやったー!」


桃が生徒会に入ったことで更にテンションが上がり、花火をして楽しんでいると、意外と早めに紬先輩が戻ってきた。


「お待たせしました!」

「早かったわね」

「ついでに鈴穂ちゃん拾ってきました!」


そんな捨て犬みたいに‥‥‥


「なに?解決した感じ?」

「あぁ、なんとかな」

「まったく、ここ何ヶ月かのみんなを見てるとイライラして大変だったんだから」

「悪かったな。鈴穂も花火やるか?」

「やるに決まってるでしょ!」

「よっしゃ!」


なんとか全員に笑顔が戻り、今までの夏祭りの中で、一番の思い出になった。

どっちを選ぶかは、まだ先でいいだろう。


「いやぁ〜ん♡」

「桃‼︎なに揉んでんだよ‼︎」

「私も、頑張ったご褒美が必要です」

「ふ、双葉くんの前でやめてぇ〜♡」


大好きなクソみたいな日常が戻ってきた。

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