追い込まれた人間は少しづつ壊れてしまう……。
日本は高度成長期の労働形態のまま現代に至りますからね……。愛社精神や成長意欲、というのは当人の意志からこないと意味がないんですが、どうも今の日本は経営者側の押しつけが強すぎる気がします。
成果に見合った対価を会社側が出さないのでは当然誰も意欲を持てない。
欧米との大きな違いは、人材を大切にしているのか……ですね。
作者からの返信
今はネットにさらされてしまうから以前より環境がよくなったという話もありますけど、声を上げることができない人も……。
もっと仕事しやすい職場になれば気分よく働けて意欲も上がると思うのですが、変化は遅いようです。
サトウ氏はもしかすると、大人の発達障害かもしれませんね。
最近やっと認識されてきましたが、それまでは分からずに苦労された人は多かったと思います。
前回の話も身につまされました。
頑張っても努力は結ばれないって、辛いですよね(-_-;)
元々人間凸凹しているものですから、凹んでいれば出っ張っている部分もあるわけで、長所を見つけて上手く生かせればいいのですが、なかなか現実問題上手くいかず、難しいものです……💧
そうしてサトウ氏の溜まりにたまった黒い氣は、一番宜しくない方向に噴出しようとしているのですね。
う~ん、同情は出来るけど、だからといって弱い者に手を出す卑怯者にはなって欲しくないなあ……。
でもそれが本人にとって一番楽だから自然な流れなのかなあ……( ̄ー ̄;)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
『蒐集家』は現代ファンタジーなので現実に近い世界でストーリーを展開しています。
物事の変化が速い現在は、登場するサトウのように努力してるけどうまくいかず、精神的に参ってしまう人が多いのではと社会問題も意識して書いていました。
蒐集家は重い内容が多いのでプロットの段階でいろいろ悩み、何度も筆が止まりましたが、ひねくれた主人公が動いてくれたおかげでストーリーを進めることができました。