森緒 源です。
拝読しました。
文章がいかにも本格的小説っぽく、最後までしっかりと読者を引っ張って行く力のある作品だなぁと感心しました。
ただ、これは私の読解力が足りないのかも分かりませんが、肝心なところが明らかになってないので、モヤモヤする部分が残りました。
まず、「私」が男の子なのか女の子なのかが分からなかった。…これはけっこう重要なポイントだと思うので、それによってはこの物語自体の内容、読み取り方がかなり違うものになります。
それと、主人公も呟いていますが、「あと少し」というのが何を指しているのかもよく分からない。
タイトルにもなっている言葉なので、最後まで読めばこのタイトルの意味と物語の内容がしっくり結びつかないと、結局作者は何を描きたかったのか?と読者はモヤモヤする結果になりますね。
逆に言えば、それがキチンとハマれば、立派なエンターテイメントとなる作品だと思います。
偉そうなことを言って大変恐縮ですが、私の個人的な読後感ですので、浅はかな一読者のたわ言と思って聞き流して下さい。
追伸
私の作品に星を頂き、まことにありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
言ってしまえば、主人公は海川千秋という名前の女性です。
もともと本作は、とある企画の主催者様が設定したあらすじを基に書いたものなのですが、完全に俺の説明不足でした。
(書いたら書いたで説明的かもですが)本文に女らしさを匂わせる表現を加えたら良かったかもですね。
主人公の性別を疑う着眼点に驚きました。
「あと少し」というのは、「あと少し運命的なものがズレていたら~」って感じですね。
まあ、もともと主催者様の期待したところの「あと少し」は、「あと少しで憧れのあの人と一緒の学校に入学できる」みたいな感じだと思ったんですが、それだと安直すぎると思ってこんな話になりました。
実を言うと、そろそろ書き終わるって時に「もう少し」の意味を詳しく説明しようと考えてはいました。ですが、企画の締切が迫っていたことと、俺の飽き性からくる倦怠感で、曖昧な終わり方にしてしまいました。まったく良くないことですね。
森緒 源さんの作品はノスタルジックな雰囲気が絶えることなく、銀の匙を読んだ感じと似ていて読み心地が良かったです。
下手な敬語でごめんなさい。
ごきげんよう、はじめまして。
物語の語り口が、とてもリアルに思えました。
ささいなことから綴り始めた思い出が、何故かいつまでも心に残り続けている、そんなもどかしい(自分でもその正体がなんなのか判らない)想いが、淡々と綴られる文章の合間から流れ出しているような気がして。
どことなく、懐かしさも感じられました。
ありがとうございました。
流れている雰囲気がとっても好きです!(語彙がなくすいません)
まずは自主企画に参加してくださりありがとうございます。
なにも間違ってはいないのに。水準を満たしているのに。なにかが足りないと感じる。
何なのでしょうかね。もしかした。足りないのではなく、何かを壊さなければならないのかもですね。
素敵な作品をありがとうございます。
秒速5センチメートルを観るんだ! 男の方は大抵、吹っ切れずにウジウジしてるぞ!(^^)まだ間に合う…てか、ネガティブな男性のお願いとして、行ってあげて欲しい(^^)
作品全体の雰囲気はだいたい伝わってきます。
それだけに、どうして校閲というか、一度書いたものを音読して読み直しておかしなところを直されないのかなと気になりました。そうすると、作品がより良くなると思います。
「初めて知り合った日のことを覚えた。」とありますが、思い出したのだとおもいます。
「今度呆気にとられたのは私のほかの皆だった。」とありますが、呆気にとられたのは、私以外の他の人たちなのか、それとも、彼以外の、私を含めた皆だったのか。わかりづらくおもいました。
他にもいくつかあるのですけれども、それはご自身でみつけて直してみてください。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
読んでくれてありがとうございます。
わざと自虐して保身するつもりじゃないですが、この話はかなり気取った(文豪ぶった)態度で書きました。ので、妙な言葉遣いとか表現が多いんです。
「思い出した」だと安直すぎるって当時の俺は思ったんです。
もうちょっと不意に思い浮かんだ感じがいいなーって考えて、「思い出した」→「感じた」→「感覚した」→「覚えた」になったんだと思います。(覚えたと感じたって意味だいたい同じだし)
そんなに「覚えた」にしたいんだったら、以前の文章を変えたほうが良かったかもですね。
「呆気にとられた~」のくだりは、雪玉を投げつけられて呆気にとられたのは主人公だけですから、その反対として、今度は主人公以外の全員ってつもりですが、分かりづらかったでしょうか?
あるいは、雪玉を投げつけられて呆気にとられた場面の印象が薄かったから誤解を招いてしまったのかもしれません。
おっしゃるとおり、他にも沢山妙な言葉遣いはあるんですが、このまま修正せずに残しておくつもりです。
いちいち修正しようとしたら、より完成度を高めようとして、何千文字書き加えることになるか分かりません。修正するくらいなら白紙から書き直します。
また前述したとおり気取った態度で書いたので、読むのが恥ずかしいってのもあります。友情が結ばれる場面の表現とか、助詞に「の」を多用するのとか、いろんな作家のマネしちゃってて恥ずかしい。
こんな感じで、言い訳は終わりです。
他のも読んでくれてありがとうございました。
下手な敬語でごめんなさい。