第3話

 前回までのあらすじ




 王都で失踪事件が発生!!


 警備隊からレイジに捜査の依頼!


 失踪事件の会議のためレイジはギルドラと一緒に警備隊本部へと向かったのであった・・・




 =================================================






 レイジとギルドラは警備隊本部へと来ていた。


 2人は中に入り、真っ直ぐ会議室がある2階の奥へと進んでいた。




 まず、先にギルドラが中に入り、そのあとレイジが中へと入った。




「おう、待たせたな。騎士団の連中はまだみたいだな。」




 ギルドラの問いに副隊長のオーウェンが答えた。




「お疲れ様です。騎士団の人たちはまだ到着しておりません。それと、ご苦労様様です、レイジさん。すみません、無理を言ってしまって。」




「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ。いずれ、会議には出ないといけなくなるからな。それが最初なっただけだ。」




「よし、挨拶も済んだことだし席につけ。騎士団が来るまで待機だ。レイジはそこに座ってくれ。」




「はいよ。」




 ギルドラはレイジを一番後ろの席へと誘導した。


 普通の人は後ろの席に誘導されるとハブられてると思われがちだが、レイジはそんなことは気にしないかった。むしろ、喜んでいもいる。彼の性格上あまり目立ちたくはないから、後ろの方が良かったらもする。


 そこはレイジのことが分かっているギルドラだからこそ案内したのだ。




 レイジたちは席につき、騎士団を待つことに。


 それから5分後、騎士団が到着した。




「おう待たせたかな?」




「いや、それほど待ってはいないさ。じゃあ、席に着いてくれ。直ぐにでも会議を始めるぞ。いいな、グライム?」




「ああ、いいぞ。よし、お前らも席につけ。」




「「「はい!!」」」




 グライムに言われた騎士団の団員たちは直ぐに席へと着いた。






 ここでグライムの紹介をしよう。


 グライムはここ、グランディア王国の王国騎士団の団長である。


 ギルドラとは寄宿学校時代の同期でいつもトップ争いをしていた。


 ついでに、言えば同期には現国王も一緒で最強トリオと言われており、今でも仲が良い。


 騎士団団長であるからこの国の最強の武人でもある。


 こと、集団戦においては世界でも3本指に入るほど指揮官でもある。




「全員席についたな。では、始めるとするか。お、珍しいなレイジが最初からいるとはな。こういうのは苦手なのにな。ガッハハハ。」




「久しぶりだな、グライムの団長さん。苦手だよ、こういうのは。無理やりあんたらの策に嵌められて参加せざるおえなかったのさ。」




「それはなによりだ。では、始めよう。自己紹介は今回は省くぞ。では、ギルドラ。あとは頼む。」




「ああ、では始める。」




 こうして、会議は始まったのだった・・・。








 =================================================


【なんでも豆知識コーナー】




 グランディア王国はエルドという世界の一つの国である。


 グランディア王国は世界五代大国の1つで、世界の西の位置にある。


 大昔は戦争が沢山勃発していたが、今では比較的に平和に過ごしている。


 だが、今は人よりも魔物の脅威のほうが大きいというのも、戦争がない1つの要因でもある。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る