第七章時点

【兼久班】

 班長:境田兼久

 花居志乃、境田芳親、星永靖成、星永晴成

 奇襲による陽動、多勢との交戦を目的にした攻撃班。川原にて鼬の軍勢と交戦、撃破するも、利毒が仕掛けていた罠により一時分断。志乃が攫われる事態となった。


【宗典班】

 班長:瀧宗典

 棚盤山の幽世、入り口付近にて、後方支援及び入り口の守護、加えて直武の護衛を行う。

 術師で形成された班であり、重傷者が出た際には現世へ運ぶ役割を担っていた。


【喜千代班】

 班長:木下喜千代

 合図と同時に、元助班と挟撃を仕掛ける手はずとなっていた。細く、懸け造りの舞台が連なる岩山側を担当。そこが利毒の待ち受ける場所だったため、志乃が攫われたことを受けてやって来た芳親・晴成と合流し、頂上を目指す。


【元助班】

 班長:熊井元助

 合図と同時に、喜千代班と挟撃を仕掛ける手はずとなっていた。鼬らの屋敷側を担当。しかし利毒はいなかったため、一時待機。のちに兼久・靖成と合流し、利毒がいる岩山へ、喜千代班との合流を目指し進む。


【後方支援要員】


 麗部直武

 麗部の妙術〈深影〉を使用し、戦場の把握と紀定の円滑な移動を行い、作戦の支援を担っていた。しかし麗部家に仕える術家、瀬織家の人間が不在だったため、利毒が地中に仕掛けた罠に気付くことができなかった。


 産形紀定

 主に伝達を役割とし、各班の間を飛び回った。志乃が攫われた際の状況も把握し、正確な報告を実現している。

 作戦後半は喜千代班への合流、補助を優先することとなる。


 天藤茉白

 七章時点での出番は冒頭の身だが、静や宏実など橙路府勢力、医療班と共に、現世で待機していた。


【妖怪側】


 利毒

 毒と呪詛によって洗脳した鼬らと、彼らの死骸を利用して作った大蜘蛛を操作していた。傍らで地中に潜めていた地蜘蛛と蟻地獄を操作し、兼久班を罠に嵌めたのち、志乃を蟻地獄もとい薄羽蜉蝣に奪取させる。

 志乃と接触した後は、鼬らに施した毒と呪詛を施し、雷雅や辻川が人殺しであることや、その血を志乃が受け継いだこと、彼らが育てたことにより、志乃が人殺しへ抱く罪悪感の希薄さ、楽しさなど説き、洗脳した。

 志乃の他にも、名のある家系の出身ではないながら、四大武家たる兼久の副官にまで上り詰めた喜千代に対して、良くも悪くも興味を抱き煽っている。


 雷吼丸

 岩山の頂上、舞台に向かう途中で現れた、正気を失った志乃に対処することとなった芳親と晴成の前に出現。戦闘においての協力はしなかったものの、志乃を元に戻す処置を施すために情報を提供し、協力の姿勢を見せる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る