第六章時点
【あらすじ】
【直武一行】
兼久隊の術者、瀧宗典の送迎を受け、橙路府逢松郡若鶴へ入る。派遣されてきた境田兼久隊、旧武家・星永家を筆頭にした橙路府勢力と協力し、行動が急変した
【色護衆・兼久隊】
境田兼久(追加)
若鶴城城下の御殿にて、直武一行を歓待し、任務の確認を行った。棚盤山に直接乗り込む存在として、発言力を有している。
仕事の際は凛々しく振舞っているが、私的な時間や甘やかしている義弟・芳親の前では奇行、情けない言動などを見せ、隊員たちに冷めた目と容赦のない言葉を向けられている。また、副隊長であり右腕とも呼べる喜千代に懸想しているが、彼女への想いに対しても相当なヘタレを晒している。
木下喜千代(追加)
境田兼久の副官であり右腕の女性。短髪の爽やかな風貌をしている。慣れた言動で兼久を上手く窘め、武の実力も十分な女性兵の頭。努力を怠らない性格ながら、親しみやすい姉御肌の持ち主。
意図せず、志乃の育て親である辻川忠彦の過去が暗いことを察せさせてしまい、志乃の精神的な弱点を明確化してしまった。
見た目や口調に反して、二人称はさほど崩れていない。しかし境田義兄弟に対しては、兼久を「ポンコツ」「ヘタレ」、芳親を「クソガキ」呼ばわりするなど、二人の言動に呆れているが故の雑な扱いをしている。
麗境山所属の守遣兵であり、境田家に仕える補佐の家系、熊井家の長子。彫りが深く精悍な顔立ちに、大柄な体躯をしている。
根っからの武者であり、同じく補佐家である紀定とは何度か手合わせをした過去を持つ。芳親の手合わせ相手を担っていたこともある。大らかで朗らかな性格と気品を持ち合わせているが、兼久が情けない言動を見せると、笑顔で辛辣な言葉を吐く。
天藤茉白(追加)
滞在場所の屋敷で志乃と同室になり、志乃を星永静に紹介した。年齢の近さや医療の心得があることから、一時的に静の傍仕えのような、軽い仕事などを請け負っている。
【星永家】
星永晴成、護堂宏実
若鶴城城下の御殿まで、一行と共に合流したのち、滞在場所が別のため別れた。会議での顔合わせの際は、靖成と共に参加する。
星永
星永家の末娘、末妹。天授の家系に伝わる、
長髪は兄姉と同じく藍色だが、瞳は鮮やかな蒼穹の色をしている。自身が扱える妙術のことは疎ましく思う反面、有用性も理解しており、他者の心への理解や考察も深い。
星永
星永家の当主であり、長男。晴成や静の兄にあたり、顔立ちは晴成と似ている。爽快な弟に対し、長らしい聡明さ、存在感、落ち着きを持ち合わせている。
北の土地と黄都の間に残る確執について、それにこだわり続けず、協力する時は禍根を捨てて手を取り合う意見を持っている。その思想と若さから反感を買ってもいるが、作中では上手く黙らせており、警戒もしている。
星永
名前のみ登場。星永家の長女で、晴成や静の姉であり、靖成の妹にあたる。兄と弟妹が出払ってしまうため、本家での留守番を任されている。
【
棚盤山の頭たる古老の大鼬。若い鼬らを連れて山を下ったものの、大怪我を負ってしまい、茉白を始めとした治療班によって手当てをされた。六章時点では安静状態だが、作戦の前に兼久と言葉を交わしている。
【敵対者】
棚盤山の鼬らを襲い、沢綿島へも差し向けた鬼。濃紫の長髪に梅紫の瞳、側頭には歪な二本の角を持っている。性別は存在しておらず、女物の小袖を被り、直垂と長袴を身に纏っている。
ニタニタとした笑み、芝居がかった大仰な言動、昂ったり静まったりといった不安定な身振りなど、狂気的な面が目立つ。蟲を使役しており、名前にある通り毒の使い手。毒物や呪詛の研究を行っており、成果は色護衆へも提供・報告されている。
他にも協力者がいるような言動を見せているが、六章時点での目的は自身の毒や呪詛の試行、鼬及び鼬に害された者の怨恨を収集することと判明している。
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