第8話 目の前に

まこは玄関のドアを開けようとした。

まこ「あっメイク・・髪の毛・・・服・・・・・だめだーあの人も前には出れん」

たく「おいおいおい聞こえてるよ。君のすっぴん見たから大丈夫だって」

まこ「だだだめです」

たく「・・だからってっドアの前に待たせるのか❓おーい」

まこ「・・メイクだけでも・・待ってくださいっ」

たく「・・・まー今日来たのは・」

まこ「待って・・・帰らないで。ちゃんとあの時のお礼がしたいんです・・だから・・その_」

「10分」

「・・え」

「メイクと服と全部まるまる10っ分で用意してきて」

「・・ガッテン」

「ガッテン❓」


まこは玄関から駆け出した。


1番おしゃれな服・・緑のワンピースにイヤリングもと・・・うんメイクも完璧。

よかった〜この時までに買っておいた初めてのデパコス。


うんリップはコーラルでよし


「あと30びょーう」

「はいはいいいツ」



玄関をあける音と共に、玄関にもたれかかっていたたくは体制を崩した。・

「おっと・・」

「ごめんなさい遅く・・・」

まこが見上げると顔の目の前にタクの鼻先があった。



近くない



「・・・」

「・・・」




たく「・・・おい」

眉毛の上をかきながら目を逸らすたくだった。


なんだったのー今のやばいー動揺が隠しきれん。

まこ「・・はい」

たく「今から・・・」

まこは変なダンスを踊りながら、

まこ「がんばれ私〜」

たく「何してんの」

「あ」

「顔赤いよ」

まこ「・・・」


たくは笑みを浮かべた。


まこ「へっ」

まこは下を向いた

「今からショッピングついてきて」

「・・・わたしと❓」

「そ」

「でも・・わた・・」


この事が推し会のメンバーにバレたら・・・



しめられる・・いや八つ裂きに・・・いやいや・・


「そっじゃーかーえー」

「行きます。」

「じゃ決まりだね」


たくはまた笑みを浮かべた。


この笑顔にわたしの心拍数は早くなるいっぽうだった。

きょう1日もつかな・・・



「ごめんさい・・今日の推し会いけません。熱が出てしまって・・」

送信



limeの音が鳴った。

サイザリアにはカラフルなパーカーを着た、若物が集まっている。パーカーに合わせたグッツ。テーブルには写真、そして便箋。


一人のピンクのパーかーの男がスマホをのぞいている。

「熱が出てしまって。。。。。。

あやしい〜怪しすぎる」















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